【医師監修】仮性包茎の治し方ベストな選択肢は？自力で治す方法と今すぐ治せる包茎手術を解説

包茎とは、包皮に亀頭が覆われている状態のことを言います。手で剥ける仮性包茎の場合、加齢によってたるんだままになってきたり腫れや痛みが出てくると病気につながることもあるため、状態によって手術をすすめられるケースも存在します。

日本人男性の7割近くが仮性包茎であるとも言われていますが、最近では、見た目のコンプレックスや衛生面の問題を解消しようと、手術を受ける人も少なくありません。

男性にとって仮性包茎の悩みはデリケートで解消したいもの。この記事では、仮性包茎を治す方法や、手術の種類・注意点、その他よくある質問について解説しています。包茎で悩んでいる方や包茎手術を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

仮性包茎を治す方法は主に3つ

仮性包茎を治すには3つの方法があります。

確実に治るのは、手術を受ける方法です。そのほか継続しないと元に戻りますが、お金をかけずに自力で矯正する方法もあります。ここからはそれぞれの効果や注意点について詳しく解説します。

①包茎手術を受ける

包茎手術を受けると、仮性包茎が即日で解消されます。

手術方法は余った皮を除去する切除術が基本ですが、その他、矯正を目的とした切らない手術も存在しています。

切除手術にも複数の方法があり、器具を使ってシンプルに切除する簡単な方法から、オーダーメイドで一人ひとりの形に合わせて色や形を自然に仕上げる美容形成術までさまざまです。

②仮性包茎矯正リング

その他、自力で治すには矯正リングを使う方法があります。

余っている包皮を根元にひっぱった状態でリングを装着し、亀頭を露出させた状態でキープして癖付けします。

リング装着タイプと下着タイプがあり、ネット通販などで入手できます。

ただし矯正できたとする具体的な根拠はなく、剥けやすくなったとしても剥けた状態を維持するのは難しいため、根本的な解決策とはなりません。

③仮性包茎補助テープ

矯正リングと同じく自力で治す方法として、入手しやすく安価で試せるのが、仮性包茎補助テープです。医療用テープで包皮を固定します。

ドラッグストアやディスカウントショップ、ショッピングモールなどでも取り扱いがあります。

仮性包茎補助テープの効果は包茎の重症度によって異なりますが、使い捨てのため洗う必要もなく手軽です。こちらも根本的な解決策とはなりませんが、試してみる場合は不衛生にならないよう注意しましょう。

仮性包茎は自力で直すのは難しい

仮性包茎を治す3つの方法のメリットとデメリットを、手軽さ、料金、効果といった3つの側面から比べてみましょう。

治療方法	手軽さ	料金	効果
包茎手術
包茎矯正リング
包茎補助テープ

矯正リングはネットで購入できますが、さまざまなタイプがあり、自分に合う形を店頭で見比べることはできません。

補助テープは最も入手しやすく安価ですが、矯正リングと同じく一時的な癖付けが目的となるため、軽い包茎であれば効果のある可能性はありますが、時間がかかることと根本改善とはならないことは覚えておきましょう。

短い期間で元に戻る心配なくキレイに治してしまいたい人は、手術を受けるのが確実です。

仮性包茎を今すぐキレイに治す「包茎手術」

包茎手術は、時間をかけずにすぐに包茎が解消できる唯一の方法です。

重度の包茎も解消できるので、コンプレックスに悩んでいたり自信を持ちたい場合にはおすすめ。形や手術痕が気になるという人も、自然できれいな形にデザインできる方法があります。

包茎手術を受けたということは、あまり人に知られたくないもの。せっかく一生に一度の施術を受けるなら、色や形で手術跡が目立ってしまっては本末転倒です。そのため、自然な仕上がりを求めるなら術式の選び方が大事なポイントとなります。

代表的な包茎手術の種類とおすすめの術式「環状切開法」と「亀頭直下Vカット法」

クリニックによって名称が異なる場合もありますが、包茎手術の代表的な方法は以下の5つとなっています。

現在主として行われている包茎手術の中で一般的に推奨されていのは、誰が手術しても失敗の少ない「環状切開法」と、陰茎の途中で傷跡の境目がツートンカラーにならず自然に仕上げられる「亀頭直下Vカット法」です。

どちらもきちんと皮が除去でき、性器にとって大切な性感帯とされる小帯（裏筋部分）を傷つけない手術です。

環状切開法では亀頭のふち部分の性感帯を切除して縫い合わせることになりますが、最も金銭的な負担が少なく済む手術方法です。

「亀頭直下Vカット法」によく似た名称の「亀頭直下切開法」は、亀頭に沿ったギリギリの部位を切開する方法です。小帯部分も切除してしまうため、性感が鈍くなることがあります。

手術方法	改善効果	リスク	料金	特徴
環状切開法			50,000円 ～ 200,000円	器具を使って包皮を切り取って陰茎の中間部で縫合するため、医師の技量によってはツートンカラーになりやすい
亀頭直下Vカット法			200,000円 ～ 400,000円	オーダーメイドの精密作図で性感帯や裏筋をV字に残し包皮を切り取ったあと、亀頭の下部で縫合する
亀頭直下切開法			100,000円 ～ 300,000円	性感帯や裏筋を含めて包皮を亀頭に沿って切り取ったあと、亀頭の真下で縫合する。勃起時に突っ張りやすくケロイドにもなりやすい
バックカット （陰茎根部切開）法			200,000円 ～ 500,000円	付け根部分で包皮を切り取って縫合することで、陰毛などで隠れやすく目立たないが突っ張らないよう包皮に余裕を持たせるため時間が経つと戻り気味になることがある
背面切開法			50,000円 ～ 150,000円	締め付けが強い包皮の上側に縦に切り込みを入れるので傷跡が目立ちやすい
切らない包茎手術			30,000円 ～ 70,000円	糸で包皮を固定したり、ヒアルロン酸を注入して形を整えるため、ダウンタイムが短く傷跡も残りにくいが、効果は持続しない

なお、「切らない包茎手術」は手軽に受けられますが、矯正の一種で時間が経てば効果は薄れてきます。一時的に根本改善にはなりません。

ここからは、それぞれの手術方法について詳しく解説します。

参照：国民生活センター「美容医療サービスにみる包茎手術の問題点」

【推奨】環状切開法

「環状切開」は、余った包皮をリング状に切り取り、陰茎の中間部で縫合する方法です。最もポピュラーな手術方法で、失敗のリスクが少なく安価な手術方法です。

包皮を切り取ってペニス中間部で縫い合わせるため、医師の技量によってはツートンカラーになりやすく、手術後しばらく境目の色のちがいが目立って不自然さが残ることも多くなります。
クリニックによっては、感度が低下する可能性があるけれども目立ちにくい部位で切除するか、多少目立つものの性感帯部分を残すか、選択肢を提示される場合もあります。

嵌頓包茎や真性包茎の治療として泌尿器科で保険適用の手術を受ける場合、環状切開法で行われます。

【推奨】亀頭直下Vカット法

亀頭直下Vカット法は、ミリ単位で計測し包皮を一人ひとりの亀頭の形に合わせて切り取ったあと、亀頭の真下を残してV字状に縫合します。

傷跡が亀頭部分に隠れて目立ちにくい上、性感帯である小帯（裏筋）を多く残すため、感度にも影響が出にくい手術方法です。

また、伸縮性のない包皮内板を引っ張りすぎないのでケロイドになりにくく、最も自然に仕上がります。環状切開法に比べると手術に時間がかかりますが、難易度の高い手術のため手術費用は高額になります。

※クリニックによって名称が異なりますが、この記事では「亀頭直下Vカット法」で統一しています。

亀頭直下切開法

亀頭直下切開法は、包皮を亀頭に沿って切り取ったあと、亀頭の真下で水平に縫合する手術方法です。リング状に切り取る環状切開法よりも傷跡が亀頭に隠れるため、目立ちにくいとされています。

亀頭のふち部分の性感帯や小帯（裏筋）を切除してしまうため、性感が鈍くなる可能性があります。勃起時に突っ張りやすく、ケロイドにもなりやすいというリスクもあります。

「亀頭直下埋没法」と呼ばれている術式を併用する場合は小帯を残すことが多いようですが、医師によって小帯を切除するケースもありますので、事前に必ず確認しておく必要があります。

バックカット（陰茎根部切開）法

バックカット（陰茎根部切開）法は、包皮を付け根部分で切り取って縫合することで、付け根部分のしわや陰毛などで隠れやすく目立たないようにできる手術方法です。

ただし伸縮性のない部分を切り取るため、突っ張らないようあらかじめ包皮に余裕を持たせることになり、時間が経つと戻り気味になるケースもあります。

背面切開法

「背面切開法」は、包皮を縦に切開し、横方向に縫合する手術方法です。横向きに縫合することで余った包皮が引っ張られ、亀頭が出てくるという仕組みです。

包皮を大きく切除しないので、体への負担が少なく済みます。ツートンカラーにならず、ダウンタイムも短くて済みますが、傷跡は目立ちやすいというデメリットがあります。

クランプ法

「クランプ法」は、クランプと呼ばれる包茎手術専用の器具を用いて行う環状切開法の一種で、費用が安く抑えられるのが特徴です。亀頭直下切開法とも呼ばれます。器具をかぶせて亀頭の真下を水平に切開します。

短時間で終わり、出血もほとんどありませんが、レーザーメスを併用する場合が多いため、傷跡の残りやすい方法でもあります。

経験の少ない医師でもできる簡易手術であるため、皮を切りすぎてしまい突っ張ってケロイド状になったり、感度が低下したり、ツートンカラーになるなどのリスクがあります。

切らない手術

手軽に受けられる切らない手術は、安価で受けられるため広告などでよく紹介されている方法です。針を刺す痛みはありますが、切開するよりも痛みやダウンタイムは最小限で済みます。

主に3種類の方法があり、一時的に改善はみられますが、吸収されてしまうと戻ってしまうことも。根本改善にはなりません。

医療用の糸やノリで固定

医療用の糸やノリで包皮を固定する方法です。20～30年前まではポピュラーでしたが、他の治療法の有効性や安全性が確立されてあまり用いられなくなっています。

固定した糸が外れたり切れたりすると、元に戻ってしまう可能性があります。

長茎術

長茎術は、ペニスを体内から引き出して、恥骨付近のじん帯と下腹部の皮膚を医療用の糸で結び固定する方法です。

ペニス自体をサイズアップすることで亀頭が露出しやすくなりますが、効果の感じ方に個人差があります。

亀頭増大術

亀頭増大術は、リスクが少ないヒアルロン酸などの薬剤を注入することで、ペニス自体を大きくする方法です。亀頭が露出しやすい状態になります。ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、効果は一時的なものになります。

包茎手術を受けるクリニック選びのポイントは3つ

包茎手術を受けるクリニックを選ぶ際に注意しておきたいのは、以下の３つのポイントです。

環状切開法と亀頭直下Vカット法を実施しているクリニックを選ぶ

手術方法の中でも推奨されているのは、真性包茎の保険診療でも行われている安全性の高い「環状切開法」と、より自然で傷跡の目立たない「亀頭直下Vカット法」です。

環状切開法は多くのクリニックで実施されていますが、クランプを使用していたり、クリニック独自の手法でアレンジしたカット法としてメニュー名称がつけられているクリニックも多いので、どの手術方法に分類されるのかは以下の表を参考にしてください。

手術方法	メニュー名称例	相場平均
環状切開法	スタンダードカット 基本美容包茎手術 CC法 ファイヤー式CSカット	70,000円
亀頭直下Vカット法	ハイバーVカット 美容形成術（複合曲線作図法） Narumi式美容包茎手術 皐月式マイクロＶカット法 亀頭直下埋没Vカット法 美容外科的手法 ファイヤー式TVカット 美容包茎手術	570,000円

包茎手術の実績が豊富なクリニックを選ぶ

包茎手術は執刀医の技術がモノを言います。それだけに担当医やクリニックがどれだけ実績を積んでいるかは非常に大切です。

クリニックを選ぶ際は、症例数のチェックを忘れないようにしましょう。自分が希望する手術方法が決まっているなら、その手術の実績を調べておくとよいでしょう。

アフターケアが充実したクリニックを選ぶ

医療機関によってアフターケアの体制は違います。

24時間体制で電話相談を受け付けているクリニックなど、術後の腫れや痛みなど気になる症状について、術後の経過をいつでも相談できると安心です。

包茎手術クリニック9選

ここからは包茎手術ができるおすすめのクリニックを9院を紹介します。自分に合うのはどんなクリニックか、4つのポイントをふまえて比較検討してみてください。

クリニック名	リンク	【料金】 環状切開法	【料金】 亀頭直下Vカット法	実績	アフターケア	診療時間	展開院数
▼詳しく見る	公式サイト	45,000円	440,000円	手術実績10万件以上 （創立30年）	ケアプラン作成 再診無料 無料カウンセリング	9:00～20:00	17院
▼詳しく見る	公式サイト	79,200円	121,000円～	症例数30万人以上 （開院33年）	再診無料 （全国15カ所どこでも対応） 無料カウンセリング （8～22時まで電話OK）	10:00～20:00 上野本院 休診：火 新宿院 休診：水・木	15院
▼詳しく見る	公式サイト	110,000円	ー	約15万件	再診無料 無料カウンセリング （電話対応OK）	10:00～20:00 ※院により異なる	23院
▼詳しく見る	公式サイト	55,000円	275,000円	― （開院20年）	再診無料・薬代無料 無料メール相談	9:00～21:00	6院
▼詳しく見る	公式サイト	66,000円	ー	包茎専門医として 35年以上の実績 約12万件 （2022年5月時点）	再診無料 無料カウンセリング （24時間電話OK）	11:00～20:00	35院
▼詳しく見る	公式サイト	ー	250,000円 ～500,000円	1.5万件以上	再診無料 無料カウンセリング （電話対応OK）	11:00～20:00 ※院により異なる	21院
▼詳しく見る	公式サイト	仮性包茎 60,000円 カントン包茎 140,000円 真性包茎切除 180,000円	ー	業界経験15年の 包茎治療専門医が施術 （開院10年）	再診無料 無料カウンセリング （24時間電話対応OK） オンライン診療あり	11:00～20:00	5院
▼詳しく見る	公式サイト	55,000円 （クランプ法）	700,000円	1000件以上	再診無料 無料カウンセリング （24時間電話対応OK）	10:00～19:00 渋谷院 休診：木	3院
▼詳しく見る	公式サイト	仮性包茎 55,000円 カントン包茎 143,000円 真性包茎 165,000円	385,000円 ～495,000円	ー （開院36年）	再診無料 手術中の局所麻酔代 薬代無料 電話・メール無料相談	10:00～24:00	1院

包茎手術の流れ

診療予約日当日の流れは以下の通りです。

包茎手術に関する質問【Q&A】

最後に、包茎手術でよくある質問について解説していきます。

これらの疑問・質問に限らず、不明点がある場合は手術前に解消しておきましょう。

仮性包茎は治療しなくてもいいの？

仮性包茎は手で剥ける状態であれば、必ずしも手術の必要はありません。

日本人男性の約7割は仮性包茎とも言われており、年齢を重ねるうちに包皮が剥がれることもあれば、人によっては包茎が続くこともあります。

ただし、包茎が原因で深く悩んでいる場合は包茎手術も選択肢の1つです。毎日恥垢が取り切れずに放置してしまうと、亀頭包皮炎を起こして腫れや痛みなどトラブルが起こりやすくなります。清潔に保つよう心掛けましょう。

仮性包茎の手術をした後セックスやスポーツはいつからしてもいい？

軽い運動や筋トレであれば術後1週間前後でも大丈夫ですが、体を大きく動かす激しい運動は2週間程度は待ちましょう。自転車やバイクに乗るのも、術後1週間は控えたほうがよいでしょう。

また、いわゆる朝勃ちなどの生理現象は問題ありませんが、自慰行為や性交渉も1カ月前後は控えてください。

なおシャワーに関しては手術当日から可能ですが、術後3日間は患部をぬらさないように注意してください。湯船に浸かるのは1～2週間たってからにしましょう。

手術をする場合入院することはある？

包茎手術は日帰り手術となり、入院することはありません。抜糸が必要なナイロン糸で施術が行われる場合は、約2週間後に通院が必要となります。

クリニックのスタッフは男性の方ですか？

包茎専門のクリニックやメンズクリニックであれば、スタッフは男性のみであることが多いようです。

男性も女性も通う一般病院の泌尿器科や美容クリニックの場合は、受付スタッフが女性であるケースが多いでしょう。気になる場合は、電話やメールなどで事前に確認しておきましょう。

手術をするときに痛みはどれくらいありますか？

切開して縫い合わせる手術の場合は、局所麻酔を使用して痛みを緩和します。

オプションでガスを吸引する全身麻酔や、静脈麻酔が用意されているケースもあります。

包茎手術でペニスは大きくなりますか？

包茎手術の種類によっては大きくなるものもあります。

切らない包茎手術のひとつ「亀頭増大術」は、ヒアルロン酸を注入して大きくすることで剥けた状態を保持しやすくします。ただし効果は一時的なもので、ヒアルロン酸が体内に吸収されると元に戻ります。

手術後に後遺症が残ることはありますか？

包茎手術は、実績のあるクリニックであれば失敗の可能性は低いものです。ただし、治療法との相性などによっては、以下のような症状が出る場合もあります。

失敗例	症状
ツートンカラー	環状切開術や亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。余分な包皮と陰茎の皮の色の違いから縫合箇所がツートンカラー状態になる
ケロイド	亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。縫合箇所がひきつれて炎症が生じた状態
ペリカン変形	亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。陰茎裏の縫合箇所にズレが生じてペリカンのくちばしのような状態になる
提灯変形	亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。切除後に残った包皮によってリンパの流れが悪くなり、陰茎の先が提灯のように腫れる
包皮の切りすぎ	亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。包皮の切りすぎによって、勃起時に包皮が痛んだり、引っ張られるような感覚になる
包皮小帯の切除	亀頭直下法で起こる可能性がある失敗。裏筋とも呼ばれる包皮小帯が切除されてしまった状態のこと。性感帯が集まる部分なので、感度が下がる場合も

ケロイドに関しては、ケガなどで傷が残りやすい人に起こりやすい症状です。該当する方は事前に相談しておいたほうがよいでしょう。

術後の腫れが3週間以上続く場合は、ペリカン変形や提灯変形の可能性があります。腫れがなかなか引かない場合は、クリニックに相談しましょう。

治療費にアフターケア代が含まれていれば、上記のような症状の治療を無料で行ってもらえます。クリニック選びの際はアフターフォローについて、よくチェックしておきましょう。

手術後に注意することはありますか？

包帯の取り換えや手術部位の消毒についてなど、医師に指示された内容は必ず守りましょう。

腫れや内出血が約1週間程度続きますので、傷口からの感染を防ぐため1～2週間は湯船に浸かるのをやめておきましょう。4～5日は患部に包帯を巻いたまま過ごすことになります。シャワーは濡らさないようにすれば翌日からOKです。

消毒は基本的に毎日自宅で行います。抜糸のある場合は10日前後経って傷がふさがってから再度通院することになります。

通常、自慰行為や性交渉、スポーツなどは3～4週間後から可能になります。

クリニックでは術後の過ごし方やアフターケアについて詳しく説明をしてくれるので、よく話を聞いておきましょう。

家族やパートナーに秘密で手術を受けることはできますか？

クレジットカード払いの場合、支払明細などが送付されなければ秘密にしておくことは可能です。18歳以上であれば、保護者の同意も必要ありません。

ただし約1週間消毒を行って包帯を巻いておく必要がある他、約1カ月は性交渉ができませんので、浮気を疑われたりしないよう注意が必要です。

保険は適用されますか？

仮性包茎の場合は保険が適用されません。

嵌頓（かんとん）包茎や真性包茎の場合は、保険適用になる可能性があります。治療を始める前に「自費診療のみ」との記載がないか必ず確認しましょう。

痛みや腫れがあった場合はどのように対処すればよいですか？

通常、腫れや内出血は約1週間程度続きますが、術後、少しでも心配なことがある場合はクリニックに相談し、必要があれば足を運びましょう。

いつまでたっても腫れがひかなかったり、ひきつれた感じが続く場合は注意が必要です。

まとめ

仮性包茎を傷跡を目立たせずに改善する方法としては、1人ひとり違う亀頭の形に沿って切開しながら性感帯を残すVカットに、埋没法を組み合わせる方法がベストです。さらに理想の形を求めるなら、亀頭・陰茎増大施術や長茎術といった選択肢を組み合わせる方法もあります。

保険が適用される真性包茎や嵌頓（かんとん）包茎の場合は、術式が限定されるため傷跡の目立つ仕上がりになりますが、仮性包茎の場合は自由診療となりますので、包茎手術の経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶようにしましょう。きれいに仕上げてもらえる可能性が高くなります。

クリニックを選ぶ際は、手術の実績や料金が適正価格であることを前提に、アフターケア込みの料金になっているか、プライバシーは守られているかもチェックするようにしてください。

専門クリニックであれば男性スタッフのみが対応する形になっている事も多く、「完全個室」と記載されていればカウンセリングも手術も個室で安心できます。比較検討して、自分に合ったクリニックを選びましょう。