クラミジアの潜伏期間はどれくらい? 無症状での感染のリスクは?
2022.10.31
クラミジア感染症は、日本国内で最も多く報告されている性感染症(STD)のひとつです。特に若年層(20〜30代)の感染者が多く、症状が軽いために自覚しづらいことが特徴です。「感染したかもしれないけれど、症状が出ていない」「どれくらいで症状が現れるのか」といった疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。
クラミジアの潜伏期間は感染から1〜3週間 です。しかし、無症状のまま進行するケースが多く、感染していることに気づかないまま放置してしまう方も少なくありません。特に男性は排尿時の違和感や軽い痛みを「ちょっとした体調不良」と思って放置してしまうケースがよくあります。
また、クラミジアは感染から潜伏期間を過ぎても症状が出ないことがあり、気づいたときには精巣上体炎や骨盤内感染症(PID)に進行していたというケースもあります。このような合併症は不妊症や将来の健康リスクにつながるため、「症状がない=問題ない」 とは考えないようにしましょう。
GOETHE MEN’S CLINICでは即日検査・即日治療が可能です。PCR検査を用いた高精度な検査を行っており、感染の有無をすぐに確認できます。少しでも心配な方は早めの検査をおすすめします。
クラミジアの潜伏期間はどれくらい?

クラミジアの潜伏期間は、感染から1〜3週間程度です。これは、クラミジア菌が体内に侵入し、症状が現れるまでの期間を指します。しかし、クラミジア感染症は無症状のケースが多く、潜伏期間中に症状が現れないまま進行することが珍しくありません。
なぜ潜伏期間が長くなることがあるのか?
クラミジア菌は非常に小さく、体内でゆっくりと増殖します。そのため、感染からすぐに炎症が起きるとは限らず、免疫反応がゆるやかになることで潜伏期間が長くなる場合があります。
また、クラミジアは自然治癒がほとんど期待できないため、放置してしまうと体内で炎症が広がり、感染が進行してしまいます。
潜伏期間の個人差
潜伏期間には個人差があり、感染後2〜3日程度で症状が出る人もいれば、1カ月以上経ってから症状が出るケースも報告されています。
また、男女によって症状が異なり、特に女性の場合は症状が出にくい傾向があります。男性は比較的、排尿時の痛みやかゆみなどの症状が出やすいですが、女性は膣炎や尿道炎などが進行してから初めて気づくケースが多いため、潜伏期間が長引きやすいといえます。
潜伏期間中でも他人に感染する可能性がある
潜伏期間中は症状が出ないため、「人に感染させる可能性は低い」と思われがちですが、実は潜伏期間中でも性交渉を通じてパートナーに感染する可能性があります。
特にオーラルセックスをした場合、咽頭クラミジアに感染しやすくなります。また、女性は膣や子宮頸部での感染が起きやすく、感染の有無に気づかないままパートナーに感染させてしまうことがあります。
潜伏期間中に症状がなくても油断は禁物
潜伏期間中に症状が出ないときでも、クラミジア菌は体内で確実に増殖を続けています。「症状が出ていない=感染していない」というわけではなく、自覚症状がないまま進行し、不妊症や精巣炎、骨盤内炎症などを引き起こす原因になるため注意が必要です。
クラミジアとは?

クラミジア感染症は、日本国内で最も感染者が多い性感染症(STD) のひとつ。特に10代後半から30代前半の若年層に多く、厚生労働省によると、年間で約3万人以上の感染報告があるとされています。
クラミジア感染症の原因
クラミジア感染症の原因となるのは、クラミジア・トラコマティス(Chlamydia trachomatis) という細菌です。この細菌は性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)を通じて粘膜から感染します。
クラミジア菌は非常に小さく、感染から体内で増殖を始めるまで時間がかかるため、症状が出るまでに潜伏期間(1〜3週間)が存在します。この期間中に感染が広がってしまうことがあるため、感染の有無を早期に確認することが重要です。
クラミジア感染が広がる理由
クラミジア感染症が日本国内で広がっている理由は、以下のような要因が挙げられます。
要因 | 影響 |
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無症状のケースが多い | 症状が出ないため、感染していることに気づかず、パートナーにうつしてしまう |
コンドームを使用していない性交渉の増加 | 特にオーラルセックスやカジュアルな性交渉で感染が広がるケースが増加 |
オーラルセックスでの咽頭感染が増加 | 喉に感染した場合は風邪のような軽い症状しか出ないため、クラミジア感染に気づかない |
このように、クラミジア感染は「無症状であること」が感染を拡大させる最大の要因となっています。
クラミジア感染症の実態
厚生労働省の報告によると、10代から30代の若年層の間でクラミジア感染が広がっており、特に女性の感染率が高くなっています。
特に問題となっているのが、オーラルセックスによる咽頭クラミジアの増加です。咽頭に感染しても「喉が痛い」「風邪っぽい」といった軽微な症状しか出ないため、クラミジア感染に気づかないままパートナーに感染を広げてしまうケースが増えています。
クラミジア感染症は自然治癒しない
一部の性感染症(カンジダ症など)は自然に治ることがありますが、クラミジア感染症は自然治癒しません。そのため、感染の疑いがある場合は必ず検査を受け、抗生剤を使用した治療が必要です。クラミジア感染が心配な方は、早めに検査を受けて適切な治療を行いましょう。
■参考文献:厚生労働省「知っておきたい性感染症mini講座」(男性版)
クラミジアの感染経路 – オーラルセックスやディープキスでも感染する?

クラミジア感染症は、性行為(膣性交・肛門性交・オーラルセックス)によって感染します。クラミジア菌は粘膜から侵入しやすいため、性器や肛門、喉の粘膜に接触することで感染します。また、感染している人との性行為は、1回でも感染する可能性があります。
主な感染経路
クラミジアの感染経路として、代表的なものは以下の3つです。
膣性交 |
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最も多い感染経路です。膣内の粘膜からクラミジア菌が侵入し、女性の場合は子宮頸管、男性の場合は尿道に感染します。特にコンドームを使用しない膣性交では、感染のリスクが非常に高くなります。 |
肛門性交 |
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肛門の粘膜は非常にデリケートなため、クラミジア菌が侵入しやすく、感染率も高くなります。肛門クラミジアに感染すると、肛門のかゆみや排便時の痛みなどが現れることがあります。 |
オーラルセックス |
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口内の粘膜や喉にクラミジア菌が感染することで「咽頭クラミジア」を引き起こします。咽頭クラミジアは無症状であることが多く、感染に気づかずパートナーに広げてしまうケースが増えています。 |
オーラルセックスやディープキスでの感染可能性
「オーラルセックスやディープキスでもクラミジアに感染するのか?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
オーラルセックスによる感染は医学的に確認されており、特に感染している相手の性器や肛門に接触した場合、クラミジア菌が口腔内の粘膜から感染します。
また、咽頭にクラミジア菌がいる場合、ディープキス(舌を絡めたキス)でパートナーに感染させる可能性もゼロではありません。
特に、以下のようなケースでは感染リスクが高まります。
-
〇 クラミジアに感染しているパートナーとのオーラルセックス
〇 ディープキスによる喉粘膜の接触
〇 口内に傷や炎症がある状態での接触
クラミジア菌は非常に小さいため、オーラルセックスやディープキスのわずかな粘膜接触でも感染する可能性があります。「オーラルセックスだから大丈夫」 という考えは大きな誤解です。特に若年層では「膣性交は避けてもオーラルセックスはOK」と考えるケースが多いため、咽頭クラミジアの感染率が年々増加しています。
日常生活で感染する可能性は?
「温泉やプール、トイレの便座などでクラミジアに感染するのでは?」と不安に思っている方も多いですが、日常生活で感染する可能性は非常に低い です。クラミジア菌は、人間の体温や湿度がある環境でしか生存できない ため、以下のような環境では生存できません。
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✖ プールや温泉(塩素による消毒作用があるため)
✖ トイレの便座(乾燥しているためクラミジア菌が死滅しやすい)
✖ タオルや下着の共用(菌が外気にさらされると短時間で死滅)
あくまで性的接触によって引き起こされるものであり、日常生活で感染することはほぼありません。
■参考文献:厚生労働省「性感染症」
クラミジアの症状 – 潜伏期間後に現れる症状とは?

クラミジア感染症の最も大きな特徴は、「症状が軽いために気づかない」ことです。ここでは、クラミジア感染症の主な症状を男女別に詳しく解説していきます。
男性の症状
男性の場合、クラミジア感染後に症状が現れる割合は50%程度とされています。症状が出る場合、感染から1〜3週間後に次のような異変が現れることがあります。
尿道からの透明・白色の膿 | 朝起きた時や排尿時に、尿道から分泌物が出ることがあります。 |
排尿時の痛みや違和感 | 排尿時に「ツーン」とした痛みや熱感を伴うことがあります。 |
かゆみや不快感 | 性器や尿道周辺にかゆみやチクチクした違和感が現れることがあります。 |
精巣上体炎の発症 | 感染が進行すると精巣上体に炎症が広がり、陰嚢の腫れや痛みを感じることがあります。 |
射精時の痛み | 射精時に鈍痛や熱感を感じることがあります。 |
▶男性が放置するとどうなる?
クラミジア感染を放置すると、感染が精巣上体(副睾丸)まで広がり、精巣上体炎を発症する恐れがあります。精巣上体炎を放置すると、精子を作る機能が低下して不妊症の原因となることがあるため、症状が現れた場合は早めに治療を受ける必要があります。
女性の症状
女性の場合、クラミジア感染後に症状が現れるケースは30%程度です。そのため、無症状のまま感染が進行し、気づいた時には骨盤内炎症(PID)や不妊症など、深刻な合併症を引き起こしていることも珍しくありません。
女性の症状は以下のようなものがあります。
おりものの異常 | クラミジア感染により、おりものが黄白色や茶色っぽくなることがあります。 |
不正出血 | 生理周期に関係なく、軽い出血がある場合はクラミジア感染の可能性があります。 |
下腹部痛 | 感染が進行すると、下腹部に鈍い痛みを感じることがあります。 |
性交時の痛み(性交痛) | 感染により膣や子宮頸管が炎症を起こすと、性交時に痛みを感じることがあります。 |
排尿時の痛み・違和感 | 尿道が炎症を起こし、排尿時に違和感を覚えることがあります。 |
▶女性が放置するとどうなる?
女性がクラミジア感染を放置すると以下のような合併症を引き起こす可能性があります。
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- 骨盤内炎症(PID)
- 不妊症
- 子宮外妊娠(異所性妊娠)
- 慢性下腹部痛
クラミジア菌が子宮から卵管に広がることで、卵管が閉塞し不妊症を引き起こすケースがあります。また、感染したまま妊娠すると子宮外妊娠 のリスクも高くなります。
咽頭クラミジアの症状
オーラルセックスにより、喉にクラミジア菌が感染すると「咽頭クラミジア」を引き起こす可能性があります。
咽頭クラミジアは男女問わず、次のような症状が現れることがあります。
喉の痛み | 風邪の初期症状に似ているため、感染に気づかないことが多い |
扁桃炎 | 扁桃腺に炎症が広がり、腫れや痛みが生じることがあります。 |
発熱 | 軽い微熱が出ることがありますが、長引く場合は感染が疑われます。 |
喉の違和感やかゆみ | 食事や飲み込み時に違和感を覚えることがあります。 |
咽頭クラミジアが無症状でも感染源になるリスク
咽頭クラミジアは、症状が非常に軽いため、風邪や口内炎と間違えて放置されるケースが多くあります。しかし、感染者が無症状のままパートナーとキスやオーラルセックスを行うことで、性器や肛門への感染につながるリスクがあります。
「症状が軽いから大丈夫」と思うのはNG
クラミジア感染症は自覚症状が出ないこと多いため、「軽い違和感だから大丈夫」「少しおりものが多いけど問題ない」と思って放置すると、知らない間に症状が進行し、不妊や精巣炎など取り返しのつかない事態になる可能性があります。「症状が軽いから大丈夫」ではなく、「症状が出る前に検査を受ける」ことが重要です。
潜伏期間中に症状がないケース – 何年も無症状のままになる可能性もある?

クラミジア感染症は、症状が出ないケースが非常に多いという特徴があります。特に女性は、感染後に全く症状が出ないまま放置されることがあります。男性も「軽い排尿時の違和感」など、一時的な不調と勘違いしてそのまま放置してしまうケースがよくあります。
潜伏期間を過ぎても無症状が続く理由
クラミジア感染症で症状が出にくい理由は、クラミジア菌が宿主(感染者)の免疫反応を巧妙に回避する性質を持っているからです。
クラミジア菌は、体内に侵入した後に以下のようなメカニズムで免疫から逃れています。
細胞内で増殖 |
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クラミジア菌は細胞内で増殖するため、免疫システムが働きにくくなる |
炎症反応が軽いため、痛みを感じにくい |
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他の性感染症(淋病やトリコモナス感染症)と比較して、クラミジア感染症では炎症が軽いため、自覚症状が出にくい |
自律神経が鈍感になる |
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感染部位の痛みやかゆみが軽微であるため、異変に気づきにくい |
このように、クラミジア菌は免疫反応を鈍らせることで、症状に気づきにくい状態を作り出しています。
症状がないから「治った」と思ってしまうケース
クラミジア感染後に症状が現れずに無症状のまま経過すると、「自然に治ったのかも」と勘違いしてしまうケースがあります。しかし、クラミジア感染症が自然治癒することはほとんどないため、「症状が出ていない=感染が治っている」わけではありません。
実際には、症状が出ていなくてもクラミジア菌は体内で増殖を続けている可能性が高く、時間の経過とともに合併症を引き起こすリスクが高まります。
何年も無症状のまま経過するケースもある
クラミジア感染は潜伏期間が過ぎた後も、無症状のまま数年にわたって感染状態が続くことがあります。すると、以下のような状態を引き起こすことがあります。
男性の場合 |
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精巣上体炎 → 放置すると不妊症に進行 |
尿道炎の慢性化 → 排尿時の違和感が長引く |
前立腺炎 → 前立腺の腫れや痛み |
女性の場合 |
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子宮頸管炎 → 無症状のまま進行 |
骨盤内炎症(PID)→ 卵管閉塞、不妊症に進行 |
子宮外妊娠 → クラミジア感染による卵管の閉塞が原因 |
咽頭クラミジア(男女共通) |
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喉の違和感 → 他者への感染リスクが続く |
慢性的な扁桃炎 → 扁桃腺の腫れや痛みが繰り返される |
妊娠・出産への影響
女性の場合、無症状のままクラミジア感染が進行すると、妊娠・出産に悪影響を及ぼす可能性があります。
子宮外妊娠 | 卵管閉塞が原因で正常な着床ができなくなる |
流産・早産 | 感染が胎児に影響するケースがある |
新生児感染 | 産道を通じて赤ちゃんにクラミジア菌が感染する可能性がある |
症状がなくても検査を受けることが重要
クラミジア感染症は「症状が出ない=問題ない」ではなく、「症状がなくても感染しているかも」と考えることが重要です。特に、過去に性感染症にかかった経験がある方や、最近パートナーが変わった方は検査を受けることで、感染の早期発見・早期治療が可能になります。
潜伏期間中でも検査・治療はできる?

クラミジア感染症は、潜伏期間中でも検査・治療が可能 です。「症状が出ていないから検査しても意味がない」と思っている方も多いかもしれませんが、実際には感染から24時間以上経過していれば、正確な検査結果が得られるケースが多くあります。
クラミジア菌は、感染後すぐには体内での増殖が始まらないため、感染から数時間以内に検査を受けても「陰性」と出る可能性があります。しかし、感染から1〜2日経過すれば、体内でクラミジア菌が増殖し始めるため、検査で検出できるようになります。「感染したかもしれない」と感じたら、早めに検査を受けましょう。
潜伏期間中の検査方法
クラミジア感染症の検査方法には種類があります。
1. 尿検査(男性) |
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男性の場合、尿検査が最も一般的な方法です。 |
感染から24時間以上経過していれば、尿にクラミジア菌が排出されるため、正確に検出できます。 |
検査結果は約15〜30分で判明します。 |
2. 分泌物検査(女性) |
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女性の場合、膣や子宮頸管の分泌物を採取して検査を行います。 |
性器内部の粘膜にクラミジア菌が付着しているため、膣分泌物や子宮頸管粘膜を採取して調べます。 |
結果は即日、または翌日に判明します。 |
3. うがい液検査(咽頭クラミジア) |
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オーラルセックスによる咽頭感染が疑われる場合、うがい液を採取して検査を行います。 |
風邪の症状に似た症状がある場合や、喉に違和感がある場合は、うがい液検査をおすすめします。 |
結果は即日、または翌日に判明します。 |
GOETHE MEN’S CLINICの検査は即日対応可能です。
潜伏期間中でも治療できる?
クラミジア感染症は、潜伏期間中でも治療できます。感染が判明した場合、主に抗生剤(アジスロマイシンやドキシサイクリン) を使用して治療を行います。
アジスロマイシン(1回の服用で治療可能) |
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クラミジア菌の細胞内増殖を防ぐ効果があるため、1回服用すれば完治するケースがほとんどです。 |
ドキシサイクリン(7日間服用) |
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アジスロマイシンに比べて治療期間は長くなりますが、より確実に菌を死滅させる効果があります。 |
治療後に注意すべきポイント
治療後は以下の点に注意してください。
✓服薬を途中でやめない | 症状がなくなったからといって、自己判断で治療を中断すると再発のリスクが高まります。 |
✓治療後1週間は性交渉を避ける | クラミジア菌が完全に消失するまで約1週間かかるため、治療期間中はパートナーとの性交渉を避ける必要があります。 |
✓パートナーも同時に治療する | パートナーが感染している可能性が高いため、一方が治療しても再感染のリスクがあります。パートナーと同時に検査・治療を受けることで、再感染を防ぐことができます。 |
パートナーへの感染を防ぐには?
治療後1週間程度は性交渉を避けることで、再感染を防ぐことができます。また、コンドームを正しく使用することで、クラミジア感染のリスクを大幅に低減できます。そして、パートナーと一緒に検査・治療を受けることが、最も確実な感染予防法です。
早めに検査・治療を受けるメリット
潜伏期間中でも検査や治療を早期に行うことで、以下のようなメリットがあります。
◎早期治療で合併症リスクを回避 | 精巣上体炎・骨盤内炎症・子宮外妊娠などのリスクを抑えられる |
◎パートナーへの感染を防げる | 早期に治療することで、他人への感染拡大を防止 |
◎精神的な不安を解消 | 検査結果を早く知ることで、「感染しているかもしれない」というストレスから解放 |
GOETHE MEN’S CLINICなら即日検査・即日治療が可能!
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- 即日検査対応 → すぐに結果判明
- 即日治療可能 → 陽性の場合、その場で治療を開始
- オンライン診療対応 → 来院が難しい方でも受診可能
治療しないとどうなる? – クラミジア感染による合併症

クラミジア感染症は、自然治癒しない性感染症 です。「症状が軽いから大丈夫」「症状がないから治ったかも」と思って放置すると、感染が進行して取り返しのつかない合併症を引き起こす可能性があります。ここでは、クラミジア感染症を放置した場合に起こる男女別の合併症について詳しく説明します。
男性の合併症
男性がクラミジア感染を放置すると、以下のような合併症を引き起こす可能性があります。
1. 精巣上体炎(副睾丸炎) |
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クラミジア菌が尿道から精管を通じて精巣上体(副睾丸)に達すると、炎症を引き起こします。 |
・精巣の腫れ |
・陰嚢の痛みや熱感 |
・発熱 |
精巣上体炎が進行すると、精巣の機能が低下し、男性不妊の原因になることがあります。 |
2. 前立腺炎 |
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クラミジア菌が尿道から前立腺に感染すると、前立腺が炎症を起こし、以下のような症状が現れます。 |
・排尿時の痛み |
・尿の勢いが弱くなる |
・射精時の痛み |
慢性前立腺炎に進行すると、性交時に強い痛みを感じるようになり、性機能障害を引き起こす可能性があります。 |
3. 尿道炎 |
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クラミジア菌が尿道に感染した場合、以下のような症状が現れます。 |
・排尿時の痛み |
・尿道からの膿(透明〜白色) |
・かゆみや不快感 |
感染が慢性化すると、尿道が狭窄(きょうさく)して排尿障害を引き起こすことがあります。 |
4. 男性不妊 |
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クラミジア感染が精巣や精管に広がると、精子の通り道が閉塞し、精子の数が減少します。結果的に不妊症の原因となります。 |
女性の合併症
女性がクラミジア感染を放置した場合、男性よりもさらに深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
1. 子宮頸管炎 |
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クラミジア菌が子宮頸部に感染すると、子宮頸管に炎症が起きます。 |
・おりものの異常 |
・不正出血 |
・下腹部痛 |
初期の段階では軽い症状しか出ないため、感染に気づかず放置されることが多いです。 |
2. 骨盤内炎症(PID) |
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クラミジア菌が子宮から卵管や卵巣に広がると、骨盤全体に炎症が起きます。 |
・下腹部の強い痛み |
・性交時の痛み |
・発熱 |
骨盤内炎症が進行すると、卵管が閉塞してしまい、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。 |
3. 子宮外妊娠 |
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・卵管破裂のリスク |
・大量出血の可能性 |
・母体の命に関わるケースも |
クラミジア感染が原因で卵管が閉塞すると、受精卵が正常に子宮に着床できず、卵管内で成長してしまうことがあります。 |
4. 不妊症 |
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・骨盤内炎症(PID)を放置すると不妊リスクが高まる |
・パートナーと一緒に治療を受けることが重要 |
クラミジア感染が原因で卵管閉塞が起きると、受精卵が子宮に到達できなくなり、不妊症を引き起こします。 |
咽頭クラミジアの合併症
オーラルセックスによりクラミジア菌が喉に感染すると、「咽頭クラミジア」に進行します。
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- 喉の痛み
- 扁桃腺の腫れ
- 風邪に似た症状
咽頭クラミジアは無症状であることが多いため、感染に気づかず放置されがちですが、自然治癒はしません。
妊娠中の合併症リスク
妊娠中にクラミジア感染が進行すると、以下のようなリスクがあります。
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- 流産・早産
- 新生児への感染(産道を通じて感染)
- 赤ちゃんの結膜炎や肺炎
早期発見・早期治療が重要!
クラミジア感染症は、早期に発見して適切な治療を受ければ、重篤な合併症を予防 できます。
-
- 定期的な検査
- パートナーと一緒に治療
- 性交渉時にコンドームを使用
少しでも「感染したかも?」と感じたら、すぐに検査を受けましょう。
クラミジア感染が原因でパートナーに浮気を疑われるケースも…

「クラミジアに感染している」と診断されると、「パートナーが浮気をしたのでは?」と思い浮かべる方が多いようです。しかし、クラミジア感染は必ずしも直近の性的接触によるものとは限りません。無症状のまま感染状態が長期間続くケースがあるため、パートナーとの性的関係が原因でない場合もあります。
「妻としかしていないのにクラミジア?」と思う理由
「妻としか性行為をしていないのに、なぜクラミジアに感染しているのか?」と混乱するケースが非常に多いです。これは、クラミジア感染症が無症状のまま長期間潜伏し続けることがあるからです。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
過去のパートナーから感染していた可能性 |
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数年前にクラミジアに感染していたが、無症状のまま進行。現在のパートナーと性交渉したことで症状が現れた。 |
過去に受けた治療が不十分だった可能性 |
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抗生剤治療を受けたものの、服用期間が短かったり、完全に治癒していなかったりする可能性。 |
オーラルセックスによる感染 |
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性器感染だけでなく、咽頭クラミジアに感染していた場合、キスやオーラルセックスでパートナーに感染させてしまう可能性がある。 |
クラミジア感染=浮気とは限らない
「クラミジア=浮気」と決めつけてしまうと、夫婦やカップル間で信頼関係が崩れてしまう原因になりかねません。特に以下のようなケースでは、最近の浮気が原因ではない可能性 があります。
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- 以前に無症状のまま感染していたケース
- パートナーが過去に感染していた可能性
- オーラルセックスやディープキスが原因のケース
「クラミジアに感染した=浮気」ではなく、「いつ感染したのか?」を冷静に考えることが重要です。
パートナーが浮気を疑われるケース
クラミジア感染が「浮気の証拠」と誤解されやすい理由は、感染経路が「性交渉」であるためです。特に以下のような状況では、パートナーに浮気を疑われやすくなります。
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- パートナーが無症状なのに、自分が感染していた
- 性交渉の頻度が少ないのに、突然感染が発覚した
- オーラルセックスやディープキスしかしていないのに感染していた
しかし、クラミジアは「無症状の感染」が非常に多いため、感染している事実=浮気とは限りません。
過去のパートナーから感染 | 無症状 → 最近のパートナーに感染 |
咽頭クラミジアに感染 | 性器への感染 → パートナーへの感染 |
このように「最近の性行為」で感染したと決めつけるのは早計。実際には、過去の感染が原因で現在パートナーに感染させてしまうケースがあるため、浮気と結びつけて考えるのは誤解につながります。
パートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」に注意
クラミジア感染症では、パートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」が問題となることがあります。
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- 自分が治療してもパートナーが感染している場合
- 一方が無症状で治療を受けていない場合
- 再感染を防ぐために、2人で一緒に治療を受ける必要がある
パートナーと同時に検査・治療を受けることで、ピンポン感染を防ぐことができます。
浮気を疑う前に、2人で検査を受けることが重要
クラミジア感染症が確認された場合、パートナーと同時に検査を受けることが重要です。もしパートナーが無症状でも、潜伏感染の可能性があるため、2人で同時に検査・治療を行わなければ感染が繰り返されてしまいます。
クラミジア感染をパートナーに伝えるポイント
クラミジア感染が判明した場合、関係を崩さないためにもパートナーにどう伝えるかが重要です。
◎ 正直に伝える | 「自分がクラミジアに感染していたこと」を冷静に伝える |
◎ 過去の感染や潜伏期間の可能性を説明 | 最近の浮気とは限らないことを伝える |
◎ 2人で一緒に検査・治療を受けることを提案 | 一緒に治療を受けることで、再感染リスクを下げる |
感染が確認された時点で隠したり誤魔化したりせず、冷静に話し合いましょう。
■参考文献:厚生労働省「知っておきたい性感染症mini講座」(女性版)
クラミジア感染を防ぐには?

クラミジア感染症は正しい予防策を取ることで感染リスクを大幅に減らすことが可能。ここでは、クラミジア感染を防ぐための方法について解説します。
コンドーム使用で感染リスクを減らす
コンドームを正しく使用することで、クラミジア感染のリスクを50%以上減少させることができます。
① コンドームを使用する場面 |
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・膣性交 |
・肛門性交 |
・オーラルセックス(口内感染のリスクを減らす) |
② コンドームを使用するメリット |
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・性感染症(STD)全般の感染リスクを低下 |
・クラミジア以外の性感染症(淋病・梅毒・HIVなど)の予防にも効果的 |
③ コンドーム使用のポイント |
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・コンドームは性交前に装着することが重要 |
・使用前に破れがないか確認 |
・使用後は速やかに廃棄 |
・途中で外れた場合は、性交を中断して新しいものに交換 |
コンドームを使用しないケースに注意
「コンドームを使用しない」ケースでは、クラミジア感染リスクが一気に高まります。
特に注意が必要な状況 |
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・オーラルセックス → 咽頭クラミジアに感染 |
・コンドームなしの性交 → 感染リスクが約5倍に上昇 |
・複数のパートナーとの性交 → ピンポン感染のリスクが増加 |
「パートナーが性病にかかっていないから大丈夫」と思っているケースが一番危険です。実際には、無症状のまま感染していることが多く、「コンドームを使わなかったから感染した」というケースが非常に多く報告されています。 |
定期検査の重要性
クラミジア感染症は無症状のケースが多いため、定期検査 を受けることが感染予防の鍵となります。
① 定期検査が必要な理由 |
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・クラミジア感染は無症状のケースが多いため、感染に気づかないまま放置されることがある |
・性交渉相手が複数いる場合、感染リスクが増大 |
・咽頭クラミジアの場合、自覚症状が出にくく感染に気づきにくい |
② 定期検査の頻度 |
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性交渉が活発な方 → 3カ月〜6カ月に1回 |
パートナーが変わった場合 → 性交渉の前後で検査 |
性感染症の既往歴がある方 → 医師の指示に従って定期的に検査 |
③ 定期検査のメリット |
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・感染が判明した場合、早期に治療可能 |
・パートナーへの感染リスクを低下 |
・早期治療により合併症のリスクを最小化 |
GOETHE MEN’S CLINICでは即日検査・即日治療が可能です。
ワクチンでクラミジアを予防できる?
現時点では、クラミジア感染症に予防ワクチンは存在しません。そのため、予防方法としては下記が効果的です。
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- コンドーム使用
- 定期的な検査
- パートナーとの安全な性交渉
「検査+コンドーム使用」が、現時点で最も効果的なクラミジア感染対策です。
■参考文献:東京都性感染症ナビ
ピンポン感染を防ぐためにはパートナーとの同時治療を
クラミジア感染は、片方が治療を受けても、パートナーが感染したままだと再感染 してしまいます(ピンポン感染)。
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- パートナーと同時に検査・治療を受ける
- 治療完了後1週間は性交渉を控える
- コンドームを正しく使用
GOETHE MEN’S CLINICなら即日検査・治療が可能
GOETHE MEN’S CLINICでは、以下のようなサポートが可能です。
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- 即日検査・即日治療が可能 → 検査結果がすぐに分かる
- オンライン診療に対応 → 来院が難しい方も対応可能
- パートナーとの同時検査・治療が可能
感染が心配な方は、今すぐ検査を受けましょう。
自宅で検査できる!クラミジア検査キット

クラミジア感染を不安に思っていても、「病院に行くのは恥ずかしい」「忙しくて時間が取れない」という理由で受診をためらっている方も多いのではないでしょうか?そのような方におすすめなのが、クラミジア検査キット です。
クラミジア検査キットを利用すれば、自宅で簡単に検査ができるため、人に知られることなくクラミジアの感染の有無を確認できます。ここでは、クラミジア検査キットの使い方や選び方、病院での検査との違いについて詳しく解説します。
クラミジア検査キットとは?
クラミジア検査キットは、自宅で簡単にクラミジア感染の有無を確認できる検査ツールです。病院で行う検査と同じ「PCR検査」や「抗原検査」が採用されており、正確性も高くなっています。
クラミジア検査キットには、以下のようなタイプがあります。
尿検査タイプ(男性向け) |
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尿を採取して返送するだけで検査可能 |
膣分泌物検査タイプ(女性向け) |
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綿棒や検査スティックで分泌物を採取して返送 |
うがい液検査タイプ(男女共通) |
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咽頭クラミジアが疑われる場合に使用 |
クラミジア検査キットの使い方
クラミジア検査キットは、基本的に以下の流れで使用します。
① 検査キットを購入 | オンラインや薬局で購入可能 |
② 自宅で検体を採取 | 尿・膣分泌物・うがい液などを採取 |
③ 検体を返送 | 検査機関に返送(送料は無料のケースが多い) |
④ 結果を確認 | 数日〜1週間でメールやアプリで結果を確認可能 |
クラミジア検査キットの精度は?
「自宅でできる検査」と聞くと、精度が低いのでは? と思う方もいるかもしれません。実際、クラミジア検査キットに採用されているのは、医療機関で行われるものと同じ「PCR法」 や「抗原検査」 です。
PCR検査の精度 | 正確性は98%以上 |
抗原検査の精度 | 正確性は90%〜95% |
医療機関での検査と同等レベルの精度があり、信頼性も非常に高いといえます。
検査結果が陽性だった場合は?
検査結果が陽性だった場合は、速やかに医療機関を受診して治療を開始する必要があります。クラミジア感染症は、抗生剤(アジスロマイシン・ドキシサイクリンなど) の服用で完治します。
👉 GOETHE MEN’S CLINICなら、即日治療が可能です。
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- オンライン診療 → 自宅にいながら診療可能
- 陽性判明後、その場で治療開始
- 抗生剤を処方 → 1回の服用で完治可能
検査結果が陰性だった場合はどうすればいい?
検査結果が陰性でも、感染の可能性が完全に否定されるわけではありません。
潜伏期間中 | 潜伏期間内だと検査結果が「偽陰性」になる可能性あり |
再検査のタイミング | 感染から1〜2週間後に再検査を受けることが推奨される |
感染リスクのある性交渉を行ったら、期間を空けて再検査することが重要です。
クラミジア検査キットのメリット・デメリット
検査キットには以下のようなメリット・デメリットがあります。
〇メリット |
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・誰にも知られずに検査可能 |
・自宅で簡単にできる |
・費用が安い(3,000円〜8,000円程度) |
・結果をスマホやメールで確認可能 |
✖デメリット |
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・感染初期の場合、検出できないことがある |
・検査結果に不安がある場合は医療機関での再検査が必要 |
・検査結果が陽性だった場合、結局は医療機関を受診する必要がある |
少しでも不安がある場合は、医療機関での検査をおすすめします。
GOETHE MEN’S CLINICなら検査から治療までスムーズ!
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- 即日検査 → 即日治療が可能
- 検査結果がすぐにわかる
- オンライン診療にも対応
- パートナーとの同時受診も可能
クラミジアかも?と感じたら今すぐ受診を

「クラミジアに感染したかもしれない…」「パートナーからクラミジアを指摘された…」「最近、排尿時に痛みがある…」。このような不安を感じているなら、迷わずすぐに病院を受診することをおすすめします。
クラミジア感染症は、自然治癒しない性感染症 であり、放置すると合併症や不妊のリスクが高まります。無症状のままパートナーに感染させてしまうケースもあるため、早期に検査・治療を行うことが重要です。
GOETHE MEN’S CLINICなら即日検査・即日治療が可能!
「クラミジアに感染したかもしれない」と感じたら、GOETHE MEN’S CLINICなら即日対応 が可能です。
「すぐに治したい」「パートナーに感染させたくない」という方は、早めに受診しましょう。
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- 予約不要 → いつでも受診可能
- 即日検査・即日治療 → その日のうちに結果判明
- オンライン診療対応 → 来院不要で治療可能
●即日検査の流れ |
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1. 来院またはオンライン予約 |
2. 尿検査・分泌物検査・うがい液検査(15分程度) |
3. 検査結果を即日通知 |
4. 陽性の場合はその場で治療 |
●即日治療の流れ |
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1. アジスロマイシン or ドキシサイクリンを処方 |
2. 1回の服用 or 1週間の服用で治療可能 |
3. 治療後1週間は性交渉を控える |
オンライン診療なら、気軽に忙しい方でも受診可能!
「仕事が忙しくて時間がない」「クリニックに行くのが恥ずかしい」、そんな方にはオンライン診療 が便利です。
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- スマホやPCから予約可能
- ビデオ通話で医師が診療
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GOETHEメンズクリニックは男性専用の性感染症医院です。
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- スタッフは男性のみで、女性の目を気にする心配はありません
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すぐに不安を解消したいという方は、気軽にご相談ください。
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記事監修者
院長 宮島 賢也 Kenya Miyajima 「患者さんに不安を感じさせない医療」をモットーに、日々診療にあたっています。性病は必ずしも症状が現れるとは限らず、不安を感じている方も多いと思います。少しでも皆さまの不安を軽くできるよう、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけています。安心してご相談ください。
【経歴】
1999年 防衛医科大学校 卒業
2007年 栄養療法クリニック 就任
2009年 自律神経免疫療法クリニック 就任
2016年 心療内科クリニック 就任
2023年 ゲーテメンズクリニック八重洲院 院長 就任
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