【2024年下半期】無添加の葉酸サプリの選び方を紹介！国産・オーガニックなどおすすめ20選

葉酸サプリは妊娠中・妊活中に必要な葉酸を、手軽に摂取できる心強い味方です。

しかし口に入れるものが赤ちゃんに影響しないか気になる妊娠中・妊活中は、無添加で安全なものを摂りたいものです。

この記事では葉酸サプリの選び方やおすすめ商品を紹介。葉酸サプリは飲まない方がいいの？などの疑問にお応えします。

どの商品を選べばいいのか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

「無添加の葉酸サプリ」とは、一般的に添加物が少ない葉酸サプリのことをいいます。

サプリを作るには粉を固めたりカプセル状にする添加物が必要なため、完全無添加のサプリは作れません。

その中でも防カビ剤や着色料など、不要な添加物を使用していないサプリが多く販売されています。

これらの商品は「保存料不使用」などを明記しており、使用していない添加物の数が多いものは「10種類の無添加」などと書かれています。

そのため無添加の「数」が多い葉酸サプリを選ぶのがおすすめです。

	ベルタ	mamaru	プレミン 14w
無添加数	13	8	6
妊活中の人は

「安全性が高い」ものを選ぶ

安全性が高い葉酸サプリを選ぶために「安心安全マーク取得」「残留農薬検査済み」などの記載があるものを選ぶのがおすすめです。

例えば「安心安全マーク取得」と記載があれば、厳しい検査をクリアしている高品質な商品であることが認められているので、高い信頼性があります。

安全性項目	内容
国内GMP認定工場で製造	GMPとは「適正製造規範」のこと。製造の全工程で適正な製造・品質管理をおこなっていると認められた工場のみに与えられる。異物混入や表示内容通りの材料で作られていないなどのリスクがないよう対策・点検が施されており、安全性が確保されている。
安心安全マーク	日本サプリメント評議会にて、安全が認められたサプリに与えられるマーク。厳しい審査や基準をクリアしている証拠であり、高い信頼性がある。
安全性試験 例）水銀検出検査済み	放射性物質、農薬、水銀、カフェイン、トランス脂肪、ヨウ素、ヒ素、鉛などの含有量を調べる検査を突破した商品のみ表示ができる。
アレルギー検査	卵、小麦、乳製品、落花生、甲殻類、そばなどのアレルギー物質が含まれていないことが証明されている。
原料の原産国・最終加工国を公開	原料原産地情報を得られる。

「効果が高い」葉酸を選ぶ

葉酸サプリは商品によって配合されている葉酸の種類や量が異なります。

効率良く葉酸を摂るために、適切な量や有用性の高い葉酸が配合されているかを確認しましょう。

効率よく摂れるのは「モノグルタミン酸型葉酸」

葉酸には「ポリグルタミン酸型」と「モノグルタミン酸型」の2種類があり、食品中の葉酸の大多数を占めるのは、ポリグルタミン酸型葉酸です。

このポリグルタミン酸型葉酸は体内に入ったのち消化酵素により分解され、モノグルタミン酸型葉酸に変わり、栄養として体内に吸収されます。

ポリグルタミン酸型葉酸の利用率は50％で、葉酸を飲んでも半分しか栄養として活用することができません。

一方、モノグルタミン酸型葉酸の利用率は85％で、ポリグルタミン酸型葉酸よりも効率的に赤ちゃんの成長をサポートしてくれます。

そのため葉酸を摂るならモノグルタミン酸型葉酸がおすすめです。

	ポリグルタミン酸型葉酸	モノグルタミン酸型葉酸
主に含まれているもの	緑黄色野菜野菜、卵、乳製品など	サプリメント
特性	水や熱に溶けやすい	体内にそのまま吸収される
生体利用率	50％	85％

参考：独立行政法人国民生活センター「胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品

有用性の高い「酵母葉酸」がおすすめ

葉酸サプリの中には「酵母葉酸」が使われている商品があります。

酵母葉酸は、酵母にモノグルタミン酸型葉酸を取り込み、発酵・培養させた葉酸で、高い安全性が魅力です。

酵母に取り込まれていないモノグルタミン酸型葉酸は、サプリに配合する際に異性体と呼ばれる不要な物質が生じてしまいます。

異性体は通常の葉酸とは違う作用が働いてしまい、安全性に影響を及ぼす可能性がありますが、異性体が発生しない酵母葉酸なら安心です。

また酵母葉酸は、酵母を用いていない葉酸よりも生体利用率や保存性が高いという特長があります。

たくさんの葉酸を栄養として使うことができ、長い時間効果を発揮してくれるので、効率的に葉酸を摂取できます。

参考：ベルタ「酵母葉酸について」

妊娠・妊活中は400μg以上の葉酸が含まれているサプリが必要

一般に、葉酸の推奨摂取量は240μgとされています。

加えて妊活中～妊娠初期は+400μg、妊娠中期～後期は+240μgの追加摂取が推奨されています。

しかし葉酸は熱や水分に弱くすぐに失われてしまい、食事から推奨されている摂取量を摂るのは難しいです。

そのため追加摂取の推奨量である、400μg以上の葉酸が含まれているサプリを選びましょう。

	葉酸の推奨摂取量
一般の人	240μg
妊活中～妊娠初期	240μg+400μg(640μg)
妊娠中期～後期	240μg+240μg(400μg)

天然(オーガニック)」や「国産」の成分を使ったものを選ぶ

葉酸サプリの中には、植物由来やヒト由来の天然成分を使用した商品があります。

天然由来の成分が選ばれる理由は、安全性の高さです。

食べ物に近いため人間の身体と相性が良く、吸収率が高く体内でよい働きをします 。

天然素材を使った葉酸サプリをお探しの方は、成分を抽出した素材に注目してみましょう。

さらに国産素材を使ったサプリなら他国の素材よりも厳しい基準が定められており、基準が明確なため高品質です。

「妊娠中」か「妊活中」かで選ぶ

食事では足りない栄養素は、サプリを使って摂取するのがおすすめ。

しかしたくさんのサプリを飲むのは大変で、栄養素の過剰摂取のリスクもあります。

そのため葉酸だけでなく、その他の栄養素も含まれている葉酸サプリを選ぶのが良いですよ。

また妊娠中と妊活中では必要な栄養素が異なります。

ご自身に必要な栄養素が含まれているサプリを選ぶと、効率的に栄養素を摂れます。

「妊娠中」にはヘム鉄やDHAが必要

妊娠中の方は、赤ちゃんの成長やお母さんの健康のために様々な栄養素が必要です。

以下では各栄養素の効果を紹介しています。

ご自身に必要な栄養素は何かを見つけ、その栄養素が配合されたサプリを選びましょう。

栄養素	効果
鉄	発育不良を引き起こす恐れのある貧血を予防する。 不足すると早産や低出生体重児、発育不良の危険性がある。 鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、ヘム鉄の方が吸収率が高い。 参考：株式会社 明治
ビタミンB1	赤ちゃんの神経細胞形成の助けになり、不足すると奇形性を引き起こすリスクがある。 つわりを防ぐ。 参考：MCL、ベビースマイル
ビタミンB6	つわりの軽減。 妊娠高血圧の予防。 参考：MCL
ビタミンB12	葉酸の吸収率を高める。 参考：プレミン
ビタミンD	流産率ダウンに関連がある。 参考：大塚製薬
ビタミンE	貧血を防ぐ。 参考：桜十字ウィメンズクリニック渋谷
ラクトバチルス菌(乳酸菌)	子宮内のラクトバチルス菌が90％以上の女性は、90％未満の女性よりも出生率が高い。 参考：naturaltech
カルシウム	赤ちゃんの骨や歯を形成する。 妊娠高血圧を防ぐ。 参考：MCL
DHA	赤ちゃんの神経組織を構成する。 参考：東京葛飾赤十字母子医療センター

なお摂取量に気を付けたい栄養素もあります。

妊娠時に必要な栄養素ではあるものの、摂りすぎると危険なため、適切な量を守って摂取するようにしましょう。

栄養素	効果
ビタミンA	過剰摂取により、赤ちゃんの奇形が起こる可能性がある。 参考：東京葛飾赤十字母子医療センター
ビタミンD	過剰摂取により、赤ちゃんの歯の形成に異常が生じる恐れがある。 参考：MCL

また飲みやすさが考慮されている葉酸サプリも販売されています。

味やにおいを抑える工夫がされているもの、小粒やカプセルタイプで飲みやすいものなどさまざま。

つわりでにおいや味が気になる方は、飲みやすさにも注目してみてくださいね。

「妊活中」にはビタミンDやカルシウムが必要

妊活中の方は、卵子に良い影響をもたらす栄養素や、妊娠率に関連のある栄養素を摂るのがおすすめです。

栄養素	効果
ビタミンB12	葉酸の吸収率を高める。 参考：プレミン
ビタミンD	妊娠率アップに関連がある。 参考：大塚製薬
ビタミンE	卵子の老化防止。 子宮内膜の質を改善。 参考：桜十字ウィメンズクリニック渋谷
カルシウム	不足すると受精しにくくなる。 参考：カルシウム相談室
DHA	卵子が活性化し、受精や着床の確率を高める。 参考：三軒茶屋ウィメンズクリニック
ラクトバチルス菌(乳酸菌)	子宮内のラクトバチルス菌が90％以上の女性は、90％未満の女性よりも妊娠率が高い。 参考：naturaltech
亜鉛	不足すると排卵が起こりにくくなる。 参考：ベルタ

妊娠中の方向け　無添加葉酸サプリおすすめ8選

妊娠中の方におすすめの、無添加の葉酸サプリを8個紹介します。

商品名	葉酸の種類	無添加の数	国内GMP工場製作	安心安全マーク取得	原料の最終加工国を公開	検出検査済み
ベルタ 葉酸サプリ ▼詳しく見る	酵母葉酸480μg	13 香料、着色料、保存料、漂白剤、防カビ剤、香料発色剤、膨張剤、苦味料、光沢剤、酸味料、増粘安定剤、甘味料、pH調整剤	○	○	○	放射性物質、残留農薬
mamaru ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	8 香料、着色料、保存料、酸味料、甘味料、増粘安定剤、防カビ剤、防腐剤	○	○	○	アレルギー物質、水銀、放射性物質、残留農薬、大腸菌、一般細菌、ヒ素、鉛、重金属 ※トランス脂肪酸、カフェインフリー
プレミン14w ▼詳しく見る	ポリグルタミン酸型葉酸240μg （14週以降にあわせた配合量）	6 保存料、着色料、防カビ剤、香料、甘味料、苦味剤	○	○	○	アレルギー物質、水銀、放射性物質、残留農薬 ※トランス脂肪酸、カフェインフリー
mitete 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸480μg	–	○	–	○	微生物、重金属類
アロベビー 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	9 香料、着色料、保存料、香料発色剤、漂白剤、防カビ剤、膨張剤、苦味料、光沢剤	○	○	○	放射性物質、水銀、農薬
ナウフーズ 葉酸サプリ ▼詳しく見る	葉酸800μg	–	○	–	–	– ※グルテンフリー
ヤマノ 葉酸サプリ ▼詳しく見る	ポリグルタミン酸型葉酸400μg	1 凝固剤	–	–	–	放射性物質 ※原料の一部に卵・乳が含まれているためアレルギーの方は注意
ママスタイル（和光堂） 葉酸サプリ ▼詳しく見る	葉酸480μg	4 香料、着色料、保存料、防腐剤	–	–	–	アレルギー物質

妊活中の方向け　無添加葉酸サプリおすすめ8選

妊活中の方向けに、無添加葉酸サプリのおすすめを8個紹介します。

商品名	葉酸の種類	無添加の数	国内GMP工場製作	安心安全マーク取得	原料の最終加工国を公開	検出検査済み
ベルタ プレリズム ▼詳しく見る	酵母葉酸480μg	13 香料、着色料、保存料、漂白剤、防カビ剤、香料発色剤、膨張剤、苦味料、光沢剤、酸味料、増粘安定剤、甘味料、pH調整剤	○	○	○	放射性物質、残留農薬
mitas ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	8 香料、着色料、保存料、酸味料、甘味料、増粘安定剤、防カビ剤、防腐剤	○	○	○	アレルギー物質、水銀、放射性物質、残留農薬、大腸菌、一般細菌、ヒ素、鉛、重金属 ※トランス脂肪酸、カフェインフリー
プレミン ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	6 保存料、着色料、防カビ剤、香料、甘味料、苦味剤	○	○	○	アレルギー物質、水銀、放射性物質、残留農薬 ※トランス脂肪酸、カフェインフリー
ママニック 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	5 着色料、香料、人工甘味料、保存料、膨張剤	○	○	○	放射性物質、残留農薬、 ※トランス脂肪酸フリー
ワカサプリ 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	–	○	–	○	–
ママエール 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸480μg	2 香料・保存料	○	–	–	–
レピール葉酸 ▼詳しく見る	ポリグルタミン酸型葉酸	合成添加物は一切使用していない	○	–	○	アレルギー物質、化学物質 ※トランス脂肪酸、グルテン、イーストフリー
やさしい葉酸 ▼詳しく見る	ポリグルタミン酸型葉酸800μg	17 甘味料、着色料、保存料、増粘剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防カビ剤、乳化剤、膨張剤、調味料、酸味料、苦味料、光沢剤、ガムベース、製造用剤、香料	○	–	–	放射性物質、残留農薬

たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024　葉酸サプリ部門5選

たまひよ赤ちゃんグッズ大賞とは『たまひよ』という妊活～子育ての情報雑誌の、読者2000人の親が実際に使ってよかったと回答した商品が発表される企画です。

そんな「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024　葉酸サプリ部門」に選ばれた葉酸サプリを紹介します。

ピジョン 葉酸カルシウムプラス ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸400μg	3 香料、着色料、保存料	○	–	–	放射性物質、残留農薬、アレルギー物質
ディアナチュラ 葉酸 ▼詳しく見る	葉酸400μg	1 着色料	○	–	–	アレルギー物質
DHC 葉酸30日分 ▼詳しく見る	葉酸400μg	–	–	–	–	–
エレビット ▼詳しく見る	葉酸800μg	2 香料・保存料	○	–	–	放射性物質、残留農薬、アレルギー物質
ワカサプリ 葉酸サプリ ▼詳しく見る	モノグルタミン酸型葉酸480μg	–	○	–	–	水銀、放射性物質、残留農薬、微生物 ※ゼラチンが含まれているため、アレルギーの注意が必要

「葉酸サプリを飲まない方がいい」は本当ではない

妊活中・妊娠中は口に入れるものの安全性が赤ちゃんへの影響がしないか気になり「葉酸サプリを飲まない方がいいのかな？」と不安になるものです。

厚生労働省は神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、葉酸の摂取を推奨しています。

また妊活中・妊娠中は必要な葉酸量が増え、食事だけでは葉酸が足りなくなるため、東京都保健医療局はサプリメントでの葉酸サプリの摂取をすすめています。

赤ちゃんの健康のために、サプリメントでしっかりと葉酸を補給しましょう。

参考：厚生労働省
　　　東京都保健医療局

葉酸サプリの過激摂取にはリスクがある

1日の葉酸摂取量の限度は900μgとされています。

摂取量が900μgを超えると、発熱やかゆみ、ビタミンB12欠乏による貧血、神経障害の発見が遅れる恐れがあります。また赤ちゃんがぜんそくになるリスクも報告されています。

過剰摂取とならないために、葉酸サプリを飲むときには上限量を超えないか確認しましょう。

多くの葉酸サプリには400μg以上の葉酸が含まれており、1つの葉酸サプリで必要量を満たしています。

そのため葉酸サプリは1日に1つ、商品ごとに定められている摂取量を守って服用してください。

他の薬やサプリを服用している場合は飲み合わせに注意が必要

葉酸サプリ以外にも別のサプリを飲むときは、栄養素の重複に気を付けましょう。複数のサプリから過剰に栄養素を摂取してしまった場合、栄養素によっては身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

サプリ同士で被っている栄養素がある場合は含有量を確認し、補充した量がその栄養素の上限量を超えていないか調べましょう。

超えていなければ葉酸以外のサプリを一緒に飲んでも問題ありません。

上限量を超えている場合は、別のサプリを飲むのをやめるか、上限量を超えないサプリを選びましょう。

また薬を服用している場合、薬の効きに影響する恐れがあります。服用している薬がある方は、葉酸サプリを飲む前に医師や薬剤師に相談し、OKをもらってから葉酸サプリを飲みましょう。

葉酸サプリはマツキヨやスギ薬局などドラッグストア(薬局)で購入できる

葉酸サプリはドラッグストアやインターネット通販で購入することができます。

ドラッグストアではディアナチュラやDHCなど数種類の商品が販売されており、購入後すぐに服用できることがメリットです。

インターネットでは自宅で簡単に購入できるため、つわりや身体の変化で辛い妊婦さんでも気軽に購入できます。またインターネットでは定期購入割引をおこなっているメーカーが多く、半額以上になることもあります。葉酸は出産まで摂ることが推奨されているので、長く続けやすい価格で購入することが大切です。

気軽に購入出来て長く続けやすい、ネットでの購入がおすすめです。

まとめ

葉酸は赤ちゃんの健康のために、妊活中・妊娠中に摂っておきたい大切な成分です。

赤ちゃんへ影響しないか心配な妊活中・妊娠中に葉酸サプリを選ぶ際は、無添加の数や安全項目の数などをポイントに選ぶことがおすすめです。

また葉酸を効率よく摂るために、葉酸の種類や量にも注目してみましょう。

本記事では葉酸サプリのおすすめを紹介しているため、ぜひ気になる商品を試してみてくださいね。