ちんこにイボができたら?性病(尖圭コンジローマ)の可能性と対処法を解説

2022.10.31

ちんこにイボができたら?性病(尖圭コンジローマ)の可能性と対処法を解説

記事監修者

GOETHE MEN’S CLINIC 八重洲院
院長 宮島 賢也 Kenya Miyajima
「患者さんに不安を感じさせない医療」をモットーに、日々診療にあたっています。性病は必ずしも症状が現れるとは限らず、不安を感じている方も多いと思います。少しでも皆さまの不安を軽くできるよう、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけています。安心してご相談ください。
【経歴】
1999年 防衛医科大学校 卒業
2007年 栄養療法クリニック 就任
2009年 自律神経免疫療法クリニック 就任
2016年 心療内科クリニック 就任
2023年 ゲーテメンズクリニック八重洲院 院長 就任
GOETHEメンズクリニックの特徴 ・ 男性専用の性感染症医院
・ スタッフは男性のみ、女性の目が気にならない
即日検査、即日治療が可能
・ 自由診療のため匿名で受診可能。誰にもバレない
薬はまとめて処方。通院の手間がかからない
年中無休、オンライン診療も可能で、すぐ治療できる

すぐに不安を解消したいという方は、気軽にご相談ください。

「ちんこにイボができた…これって性病?」。ペニスや性器に突然できた「イボ」や「できもの」に気づいたとき、多くの方は不安を感じます。「これって性病?」「放っておいて大丈夫?」「泌尿器科や皮膚科に行くべき?」。そんな疑問を抱えながら、誰にも相談できずにネット検索を繰り返す方も少なくありません。

実は、陰部にできるイボやしこりは、性感染症の一種である「尖圭コンジローマ」などの可能性があります。尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスによって発症する感染症で、特に20代〜30代の男性に多く見られます。

この記事では、性器にできるイボの原因や症状、感染経路、検査方法、治療法などをわかりやすく解説します。

「まいにち気になって仕事が手につかない」「時間がなくて病院に行けない」。そんな方でもご安心ください。この記事を読めば、症状に関する正しい知識が得られ、どんな対応をすれば良いのかが明確になります。不安な気持ちを少しでも和らげるために、最後までご覧ください。

「自然に治る?」「様子見で大丈夫?」はよくある悩み

放置はキケン すぐに病院へ

ペニスやデリケートゾーンに現れるイボやできものを見つけたとき、真っ先に浮かぶのが「このまま様子を見ていれば治るのでは?」という考えかもしれません。たしかに、一時的な皮膚の炎症や摩擦によってできた、イボやしこりであれば、数日から1週間程度で自然に引くこともあります。

しかし、尖圭コンジローマのような性感染症が原因の場合、放置しても治ることはほとんどありません。一部のHPV感染では、免疫の働きで自然に消えるケースもありますが、症状としてイボが現れている段階ではウイルスが活動している状態であり、治療を行わなければイボが増殖したり、パートナーへ感染したりするリスクが高まります。

自己判断はキケン

自己判断で「これは大丈夫なやつ」と見過ごしてしまうと、症状が進行して治療が長期化してしまうことも。潜伏期間が長く、かゆみや痛みといった自覚症状が出にくいのがコンジローマの厄介なところです。

デリケートな部位だからこそ、誰にも相談できずに悩みを抱えがちですが、泌尿器科・皮膚科・内科の中でも性病に対応できるクリニックで早めに検査・診療を受けることで、スムーズな治療につながります。

「もしかしたら…」と少しでも不安を感じているなら、それは体が出している大事なサインです。自然治癒を期待して待つよりも、早めの対応を。それがあなた自身を守ることに直結します。

実は、陰部のイボは珍しくない症状

「性器にイボなんて、自分だけかもしれない…」と感じていませんか?実際には、陰部のイボやできものは誰にでも起こり得るごく一般的な症状であり、決して特別なことではありません。

特に、尖圭コンジローマの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)はありふれたウイルスで、性経験のある人の多くが一度は感染しているともいわれています。すべての感染が症状として現れるわけではありませんが、身体の免疫力が落ちたときや、感染から時間が経過した頃に突然イボとして現れることも珍しくありません。

こうした症状は、泌尿器科や皮膚科、あるいは性感染症クリニックを受診することで正確に診断できます。特に当院のような性病専門クリニックなら、一般的な皮膚疾患と性感染症を的確に見分けることが可能です。

また、フォアダイスや真珠様陰茎小丘疹など、性病ではない「正常なできもの」も存在します。ですが、それらと尖圭コンジローマは見た目が似ており、自己判断では見分けがつかないケースが多いのも事実です。

「自分だけがおかしいのかも」「恥ずかしいから相談しにくい」と悩む必要はありません。毎日のように同じような症状で受診する方がいますし、医師にとってはごく普通の診療内容です。
“まいにち悩む時間”を、“一度の相談”でスッキリさせることができる。それが性病専門クリニックの強みです。

考えられる原因と性病の可能性

病院の検査で原因菌を特定

性器やデリケートゾーンに現れるイボやできものには、さまざまな原因があります。その中には一時的な皮膚トラブルもあれば、性感染症(STD)など治療が必要な病気もあります。正しい知識を持つことで、放置すべきでないケースを見分け、早期対応につなげることが可能です。

陰茎や陰部にイボができる原因とは?

「陰茎や性器にポツッとしたできものがある」「触るとぷくっと膨れている」「かゆみはないけど気になる」。そんな症状の裏には、皮膚の炎症や毛穴づまり、そして性感染症など、複数の原因が隠れています。一見同じように見える“イボ”でも、その正体はまったく異なることがあります。代表的な原因には以下のようなものがあり、中でも注意が必要なのが尖圭コンジローマなどウイルス性の性感染症です。

尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって性器周辺にイボができる性感染症です。特に男性では、陰茎、亀頭、包皮、陰嚢、肛門まわりなどにトサカ状やカリフラワー状のやわらかいイボができるのが特徴です。

原因ウイルス:HPV6型・11型
HPVには100種類以上の型がありますが、尖圭コンジローマの主な原因は「HPV6型」「HPV11型」という低リスク型ウイルスです。これらは発がん性が低い一方で、皮膚や粘膜にイボ状の病変をつくりやすいという性質があります。
感染経路:性行為・皮膚接触・間接的感染も
HPVは非常に感染力が高く、性行為による皮膚や粘膜の接触で感染するケースが大半です。挿入を伴わないオーラルセックスや、性器同士のすり合わせなどでも感染することがあり、コンドームでは完全に防げないこともあります。

また、ウイルスがついたタオルや衣類などから間接的に感染する可能性もゼロではなく、家庭内や施設内での感染例も報告されています。

▶潜伏期間と気付きにくさ

尖圭コンジローマの厄介な点は、「潜伏期間が長く、すぐに症状が出ない」ということです。感染から数週間〜数ヶ月(場合によっては半年以上)経ってから、少しずつイボが現れるケースもあり、「自分がいつ感染したか分からない」と悩む人も少なくありません。

さらに、痛みやかゆみなどの自覚症状がほとんどないため、パートナーに指摘されるまで気づかないということもあります。

他の病気との見分け方

尖圭コンジローマ以外にも、陰部にイボやブツブツができる疾患や生理的現象があります。これらは一見似ているように見えますが、それぞれ原因も対処法も異なるため、自己判断で見分けるのは非常に困難です。ここでは、代表的な類似症状とその特徴を紹介します。

フォアダイス
性器や唇などにできる黄白色〜肌色の小さな粒状の突起で、皮脂腺が表面に見えている生理的な現象です。病気ではなく、かゆみや痛みもないため治療は不要ですが、見た目で不安になる方も少なくありません。尖圭コンジローマとの違いは、「増殖性がない」「周囲に広がらない」「形が一定で色が白っぽい」などの点です。
真珠様陰茎小丘疹
亀頭の周囲に円状に並ぶ1〜2mmほどの半透明な突起で、こちらも病気ではなく正常な生理現象です。思春期以降の男性に見られ、痛みやかゆみもなく、放置しても問題はありません。真珠様陰茎小丘疹は左右対称に並んでいるのが特徴で、尖圭コンジローマのように無秩序に増殖することはありません。
性器ヘルペス
HSV(単純ヘルペスウイルス)の感染によって、陰部に水ぶくれや潰瘍ができる感染症です。初感染時には強い痛みやかゆみ、発熱などの全身症状が出ることもあります。見た目は尖圭コンジローマとは異なり、「イボ」ではなく「水泡」や「ただれ」が主症状になります。
梅毒(扁平コンジローマ)
近年、若年層を中心に増加傾向にある性感染症で、第2期の症状として“扁平コンジローマ”という平たいイボ状の病変が性器や肛門周囲に現れることがあります。尖圭コンジローマと症状がよく似ているため、梅毒特有の発疹や体調変化がないかどうか、検査による確定診断が必要です。
亀頭包皮炎・毛嚢炎など
性器が不衛生な場合や、汗・摩擦による刺激が原因で亀頭や包皮が赤く腫れたり、白いブツブツや膿を伴う毛嚢炎(ニキビのような炎症)が発生することもあります。これらは細菌感染による一時的な皮膚トラブルですが、尖圭コンジローマと勘違いされやすいこともあり、やはり医療機関での診察が安心です。

■参考文献:東京都性感染症ナビ

尖圭コンジローマの症状と見た目

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、性器や肛門まわりにイボ状の腫瘤ができる性感染症です。ウイルスによる皮膚や粘膜の変化が原因で、外見上の特徴にはある程度の共通点がありますが、個人差も大きいため「なんとなく違うかも…」と自己判断するのは非常に危険です。

ここでは、尖圭コンジローマに典型的な症状や見た目の変化について、詳しく解説していきます。

イボの形状(トサカ状・カリフラワー状)

尖圭コンジローマのイボは、トサカ状やカリフラワー状と表現される独特の形をしています。最初は1つだけの小さな突起でも、次第に数が増え、互いにくっついて房状・群生状に広がっていくのが特徴です。

やわらかく、表面はややざらつきがあり、触っても痛みがないことが多いですが、摩擦などで出血することもあります。

大きさ・色・質感の特徴

イボの大きさは1〜5mm程度のものが多いですが、進行すると1cm以上になる場合もあります。色は肌色〜ピンク、白っぽいものから茶褐色まで様々で、メラニンの影響や部位によって異なります。

表面はツルツルではなく、少しぶつぶつとした感触があり、指で触れると軽く盛り上がっていることが分かります。炎症を起こすと赤くなることもあります。

できやすい部位

尖圭コンジローマは、性器の皮膚や粘膜などウイルスが接触した箇所に発症します。男性の場合、以下の部位にできることがよくあります。

  • 陰茎(特に亀頭、包皮、冠状溝)
  • 陰嚢(睾丸の皮膚表面)
  • 肛門のまわり
  • 尿道の出口(先端部分)
  • 女性では小陰唇や膣の入り口、子宮頸部などにできることもあり、症状が隠れやすい点がさらに問題になります。

    痛み・かゆみは?自覚症状の有無

    尖圭コンジローマの最大の特徴は「痛くもかゆくもない」ことです。かゆみや違和感がまったくなく、見た目以外に異常を感じないため、発見が遅れることが多々あります。

    一方で、衣類との摩擦や性交渉によってイボが傷つき出血した場合、炎症を起こして軽いかゆみやヒリつきが出ることもあります。しかし、それでも強い症状になるケースはまれです。

    放置した場合のリスク(増殖・再発・がん化の恐れ)

    尖圭コンジローマは、放置により症状が悪化する感染症です。ウイルスが皮膚の中で活動を続けるため、自然に治ることはほとんどありません

    放置による主なリスクは以下の通りです。

  • イボの数が増える・範囲が広がる
  • パートナーへの感染リスクが高まる
  • 一度治っても再発を繰り返す
  • 悪性化のリスクがある型のHPVと重複感染している場合、がんの原因となる可能性も
  • 特に、性行為の相手が女性の場合、子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVと重なることもあるため、本人だけでなくパートナーの健康にも関わる問題です。

    見た目だけで軽視せず、「性病かもしれない」と思った段階で早期に検査・治療を行うことが、もっとも安全で確実な対処法です。

    診断と検査方法について

    診察のイメージ

    「これは性病かもしれない」と気づいても、いざ病院に行くとなると勇気が必要なもの。特にデリケートゾーンのトラブルは、誰にも相談できず、症状を放置してしまう方もめずらしくはありません。

    しかし、尖圭コンジローマをはじめとした性感染症は、自己判断では診断できません。イボの形や場所だけでは確定できないため、医師による診察と必要な検査を受けることが、正しい対処の第一歩となります。

    ここでは、コンジローマが疑われる場合の検査や診察の流れについて解説します。

    診断はどうやって行うの?

    尖圭コンジローマの診断は、まず医師による視診(見た目の確認)が基本です。性器や肛門周辺にできているイボの形状、色、大きさ、質感を確認し、典型的な特徴が見られるかどうかを判断します。

    ただし、外見だけで確定が難しい場合や、他の病気と見分けがつきにくいときには、追加の検査が行われることもあります。医師は、症状の経過や性行為歴などもヒアリングし、総合的に判断します。

    視診・HPV検査の内容と流れ

    当院では、患者様のプライバシーに最大限配慮しながら診察を行っています。検査の内容としては以下のようなものがあります。

    視診・触診専門医が直接患部を確認します。わずか数分で終わるシンプルな診察です
    HPV検査
    (必要に応じて)
    尿や患部の分泌物を採取し、ウイルスの有無や型を調べます
    他の性病との
    同時検査
    コンジローマだけでなく、クラミジアや梅毒などの性病が同時に存在することもあるため、希望に応じて同時検査が可能です。

    検査結果は即日わかるものもありますが、一部は数日かかる場合もあります。結果が出るまでは不安かもしれませんが、医師が丁寧に説明を行いますので、安心してお任せください。

    GOETHEメンズクリニックでの検査の流れ

    当院では、尖圭コンジローマを含む性病の診療に特化した体制を整えており、はじめての方でも安心して受診いただけます。検査から治療まで、丁寧に対応いたします。

    1. ご予約(Webまたはお電話・LINE)
    → 匿名での予約も可能です。来院前に不安な点をご相談いただくこともできます。

    2. 受付・問診票の記入(5分程度)
    → 性交歴や症状の有無など、簡単な情報を記入します。

    3. 医師による診察(視診・必要に応じて検査)
    → 診察は完全個室で行い、周囲の目を気にする必要はありません。

    4. 結果説明と今後のご案内
    → 検査の結果や治療の選択肢について、わかりやすくご説明します。

    また、オンライン診療にも対応しており、「忙しくて通院できない」「人と顔を合わせたくない」という方に好評です。

    受診に関するよくある質問

    Q. 本当に「ちんこにイボ」があるだけで
    受診していいんですか?
    はい、大丈夫です。むしろ「イボかどうか分からない」と感じた段階で相談していただくのがベストです。医師がしっかり確認し、必要があればすぐに検査します。
    Q. 恥ずかしいですが、誰かに見られたりしませんか?
    ご安心ください。当院では完全個室制で対応しており、他の患者様と顔を合わせることはほとんどありません。
    Q. 仕事が忙しくてなかなか病院に行けません…。
    土日祝日も診療を行っており、夜間の時間帯にも対応しています。また、オンライン診療でのご相談も可能です。

    尖圭コンジローマの治療法

    治療の基本は塗り薬

    「尖圭コンジローマだったらどうしよう…」「もし性病だったら、一体どうやって治療するの?」。不安な気持ちの中で、治療についての正しい情報を知らないと、受診への一歩が踏み出せなくなるものです。

    尖圭コンジローマは治療が可能な性感染症であり、適切な診療と処置を行えば、症状は改善します。ここでは、代表的な治療法から、当院で対応可能な治療内容、治療期間や注意点までをご紹介します。

    主な治療方法と選択肢

    尖圭コンジローマの治療は、症状の範囲やイボの大きさ・数、患者様のご希望に応じて、いくつかの方法から選択されます。

    外用薬治療
    比較的イボが小さく数が少ない場合は、塗り薬による治療が第一選択肢となります。代表的なのが「イミキモド」という免疫を活性化させる薬で、ウイルスに感染した細胞を排除する働きがあります。
    使用方法は医師の指導に従い、患部に数日に一度のペースで塗布します。効果が出るまで数週間〜数ヶ月かかることもありますが、身体の免疫力を利用して再発を防ぎやすいというメリットがあります。
    副作用としては、赤み・かゆみ・軽い痛みなどが出ることもありますが、多くは一過性で、継続使用が可能です。
    液体窒素・電気メス・レーザー焼灼
    イボが大きい、または数が多い場合は、物理的に除去する治療が選択されることもあります。主な方法としては以下のようなものがあります。
    液体窒素による凍結療法
    イボを冷却して壊死させ、徐々に脱落させる方法。シンプルですが複数回の治療が必要となることも。
    電気メス・レーザーによる焼灼
    局所麻酔下でイボを焼き取る方法。短時間で除去できますが、刺激が強く痛みを伴うことも。

    これらは迅速にイボを除去できる一方で、ウイルス自体は体内に残るため、再発予防にはアフターケアが重要です。

    治療期間と再発のリスク

    尖圭コンジローマの治療期間は、使用する治療法や症状の程度によって異なります。塗り薬による治療であれば、平均して4〜8週間程度。物理的除去の場合は1回の処置で完了することもあります

    ただし、コンジローマは再発率が高い病気です。HPVは皮膚や粘膜の深い層に潜んでいることがあり、見た目にはイボが消えていても、時間が経ってから再び出現することがあります。そのため、治療後もしばらくのあいだ医師による経過観察が推奨されます。

    当院で提供する治療内容と特徴

    GOETHEメンズクリニックでは、性病治療に特化した診療体制を整えており、以下のような対応が可能です。

    ・自由診療による迅速な検査・処方
     → 初回診察から当日中の治療開始も可能です。

    ・男性スタッフのみ対応、完全個室で安心
     → デリケートな相談も、周囲を気にせず話せます。

    ・オンライン診療の活用
     → 診察や相談はスマホからも可能。来院前の不安を軽減します。

    また、当院では性感染症全般の検査にも対応しており、コンジローマ以外の感染症が同時にあるケースにもワンストップで対応可能です。「病院に行くのが不安」「誰にも知られたくない」。そんな方こそ、まずは私たちにご相談ください。症状をしっかり把握し、最適な治療を一緒に考えていきましょう。

    再発防止と感染予防について

    治ったように見えても

    尖圭コンジローマは治療可能な感染症ですが、治療が終わった=完全に治ったとは限りません。実際に、多くの方が「再発してしまった…」「パートナーにうつしてしまったかもしれない」といった不安を抱えています。ここでは、治療後の再発リスクや、感染を防ぐためにできることについて解説します。

    再発率と再発しやすい理由

    尖圭コンジローマの再発率はおよそ20〜30%程度とされており、非常に高い傾向があります。その理由は、治療でイボを除去しても、HPVウイルスそのものが体内に潜伏している可能性があるためです。特に以下のようなケースでは、再発のリスクが高まります。

  • 治療途中で自己判断による中断をしてしまった場合
  • 免疫力が落ちているとき
     (過労・ストレス・睡眠不足など)
  • パートナーが未治療で、性交渉を再開した場合
  • 再発を防ぐには、治療後のアフターケアや生活習慣の見直しも重要なポイントになります。

    感染を予防するには?

    HPVは、性器や肛門の粘膜・皮膚の接触によって感染するため、コンドームの使用は感染予防に効果的です。ただし、コンドームで覆われない部分からも感染することがあるため、100%の予防にはなりません。それでも、以下のような対策を心がけることで、リスクを大きく下げることができます。

  • 性交渉時には必ずコンドームを使用する
  • 不特定多数との性的接触を避ける
  • 陰部を清潔に保ち、免疫力を下げないようにする
  • 感染が疑われる相手との接触を避ける
  • 特に再発リスクがある治療後は、完治するまで性交渉を控えることも大切です。

    HPVワクチンの予防効果

    HPVワクチンは、もともと子宮頸がんの予防を目的として普及していますが、実は尖圭コンジローマの予防にも効果があります。国内で接種できる「4価」または「9価」のワクチンには、コンジローマの原因であるHPV6型・11型に対する免疫を作る効果があり、未感染者であれば予防効果は90%以上とされています。

    現在は、男性への接種も推奨されており、10代〜20代のうちに接種することで将来的な感染リスクを大幅に減らすことができます。治療後にワクチンを接種することで再発を完全に防げるわけではありませんが、再感染のリスク軽減や、パートナーへの配慮として有効な手段のひとつです。

    パートナーも同時に検査・治療を受けましょう

    コンジローマは、自分だけが治ってもパートナーが未治療だと、再び感染・再発のループに陥ることがあります。そのため、症状が現れていない場合でも、パートナーにも同時に検査を受けてもらうことがとても大切です。

    「伝えるのが気まずい…」というお気持ちも理解できますが、2人の健康を守ることが最優先。当院では匿名相談も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

    ■参考文献:厚生労働省「知っておきたい性感染症mini講座」(男性版)

    GOETHEメンズクリニックのご案内

    病院に行けば治る!匿名での受診も可能

    当院の特徴と選ばれる理由

    ■完全予約・男性スタッフ・匿名OK

    GOETHEメンズクリニックは完全個室制を採用。受付から診察・会計まで、他の患者様と顔を合わせることなく診療を受けられます。さらに、対応するスタッフはすべて男性。同性だからこそ相談しやすい、恥ずかしさを感じさせない環境づくりを徹底しています。「匿名で相談したい」というご要望にも対応しており、実名登録なしでの受診やオンライン診療も可能です。

    ■即日検査・即日治療可能

    症状がある場合、その日のうちに検査・診断・治療までワンストップで対応可能です。尖圭コンジローマをはじめ、クラミジアや梅毒、性器ヘルペスなどの同時検査・同時処方にも対応しており、「気になる症状をまとめて確認したい」というニーズにもお応えできます。治療薬もその場で処方できるため、無駄な時間や手間をかけず、すぐに治療をスタートできるのが当院の強みです。

    ■平日夜・土日祝も診療対応

    「平日は仕事で通えない」「休みが不規則で通院が難しい」。そんな方のために、GOETHEメンズクリニックは平日20時まで、土日祝も診療可能な体制を整えています。

    また、遠方の方や多忙な方向けには、スマホで完結するオンライン診療もご用意。対面が不安な方、忙しいビジネスマンでも、ご自宅から安心して相談・治療を受けることが可能です。

    診療費用の目安(自由診療)

    当院は保険適用外の自由診療となっており、下記は代表的な料金の目安です(※税込・2025年4月時点)。

  • 初診料:3,300円
  • 性感染症検査セット(複数項目):11,000円〜
  • 尖圭コンジローマ塗布治療(薬代含む):16,500円〜
  • ※検査内容・症状の範囲により料金は異なります。診察時に明確な料金をご案内いたします。
    ※オンライン診療も同一価格でご利用いただけます。

    よくあるご相談と回答

    Q. 本当にこんな症状で受診していいの?
    もちろんです。ペニスのイボやブツブツは、見た目が小さくても性感染症の可能性があります。恥ずかしがらず、気軽にご相談ください。
    Q. 他院で「フォアダイスかも」と言われたけど不安です。
    診断が不安な場合は、セカンドオピニオンとしての受診も歓迎です。当院では多数の症例を診てきた医師が対応いたします。
    Q. パートナーにバレたくないです…。
    匿名での相談・受診が可能です。検査結果の送付方法も選択できますので、誰にも知られず治療が受けられます。

    イボに気づいたら、まずは病院で相談を

    安心するためには病院で受診を

    性器や陰茎にできたイボ。それがたとえ小さなものだったとしても、放置してはいけないサインです。「まさか自分が性病?」「様子を見ていれば治るかも」と思いながら、毎日不安を抱えて過ごすことが一番のストレスになります。

    GOETHEメンズクリニックは男性専用の性感染症医院です。誰にも知られず、安心して、すぐに相談・治療できる環境を整えています。

  • スタッフは男性のみで、女性の目を気にする心配はありません
  • 即日検査、即日治療が可能です
  • 自由診療なので、匿名での受診が可能。誰にもバレません
  • 通院の手間を省くために、薬はまとめて処方します
  • 年中無休、オンライン診療もしていますので、すぐに治療できます
  • 症状に不安がある方はもちろん、「性病じゃないかもしれないけど確認したい」という方も気軽に相談ください。あなたのその悩み、ひとりで抱える必要はありません。

    宮島 賢也
    GOETHEメンズクリニック八重洲院 院長
    性感染症は、専門の医師に診察してもらうことが大切です。これからも患者さんから、『ありがとう』『助かったよ』と言ってもらえるような診療を続けていけるよう研鑽してまいります。お気軽にご相談ください。
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