クラミジアの検査方法について|結果はいつわかる?いつから検査が可能?即日結果を知るには?

クラミジアの検査について

パートナーがクラミジアに感染したら、自分も感染しているのではないかと不安になりますね。また最近、周囲で感染が増えていると聞けば、心当たりが一つや二つは出てきて、心配になるかもしれません。そんな時、まずは検査を受けましょう。どんな検査をするのか、結果が出るまでにどのくらい日数がかかるのか、どこで検査を受ければよいのか、解説していきます。

クラミジアの検査方法

クラミジアではたいていの場合、感染部位や症状に合わせて、「尿を採る」「患部をぬぐう」「うがいする」のいずれかを行い、感染の有無を調べます。

感染を検査する方法には、PCR検査などの核酸増幅検査、抗原検査、抗体検査があります。核酸増幅検査と抗原検査はクラミジアそのものの有無を調べ、今感染しているかどうかを見る検査です。

一方抗体検査では、血液中にクラミジアに対する抗体があるかどうかを調べます。抗体とは、クラミジアなどの病原体の侵入に反応して、身体が作り出すタンパク質のこと。

過去の感染によって結果が陽性になり、今感染しているかどうかの判断には向いていません。また血液検査のため、感染部位を特定することが難しくなります。

クラミジアそのものの有無を調べる核酸増幅検査と抗原検査について、少し詳しく見ていきましょう。核酸増幅検査では、病原体の核酸が体内から検出されるかどうかを調べます。

核酸とは、DNAやRNAのこと。簡単に言うと、病原体の遺伝子が体内に存在しているかどうかを調べる検査、ということになります。非常に精度が高く、数個のクラミジアであってもまず見逃しません。

DNAを調べるものにReal-time PCR法、Taqman PCR法、SDA法、rRNAを調べるものにTMA法があり、それぞれ増幅の仕方が異なります。ただし、検査結果が出るのに時間がかかり、目安としては2~4日後。

核酸を複製し、増幅して検査を行うのに何時間もかかるうえ、特殊な機器が必要になるため、外部の検査機関に委託するケースが多いからです。

もう1つの抗原検査では、クラミジアなどの病原体が持つタンパク質が体内から検出されるかどうかを確認します。

ややこしいのですが、先に説明した抗体検査では、クラミジアに反応して人の身体が作るタンパク質が検査対象になるのに対し、抗原検査では、クラミジアを構成しているタンパク質が対象になります。

クラミジアを構成しているタンパク質が体内にあることが分かれば、それは即ち、クラミジアが体内に今存在しているということになります。核酸増幅法より少し精度は落ちますが、検査方法が簡単で、数10分後には結果が分かるというのが大きなメリット。IDEIA PCE Chlamydia法などがあります。

部位別の検査について

調べる検体は、感染部位によって異なります。尿道が感染しているのなら尿、その他の部位は、主に感染部位の粘膜をぬぐって検査を行います。

【男性】性器クラミジア感染症の検査

尿検査を行います。健診では、「出始めの尿は捨てるように」と言われますが、これは出始めの尿には尿道の雑菌や皮膚の汚れが混ざってしまい、正確な検査ができなくなるため。

健診では尿の成分を調べるからですが、クラミジアの場合は、尿の成分ではなく雑菌が検査対象になるので、逆に出始めの初尿を採ります。雑菌が洗い流されてしまっては意味がありませんから、検査1時間前からトイレを我慢するようにします。

【女性】性器クラミジア感染症の検査

膣分泌液(おりもの)や、膣内側の粘膜をぬぐった液で検査します。クラミジアの場合、子宮の入り口にあたる子宮頸管の粘膜部分が感染しやすいので、そこを綿棒でぬぐいます。

医療従事者が行うことが多いですが、病院・クリニックによっては、自分で採取させてくれる場合もあります。デリケートな検査ですし、気になる人は問い合わせてみましょう。また、脱衣しやすい服装で行くと、検査のときにスムーズです。

咽頭クラミジア感染症の検査

うがい液、またはのどの粘膜を採取して検査を行います。うがい液の場合は、生理食塩水で10~20秒のうがいを行い、その液を調べます。のどの粘膜を採取する場合は、喉の奥にある咽頭扁桃という部分を綿棒等でぬぐいます。どちらの場合も、正確な検査を行うために、飲食(ガムや飴も含む)、うがい、歯磨きは、検査1時間前から控えます。

なお、喉の感染を調べる検査であって、性器への感染を調べることはできないので注意しましょう。

肛門クラミジア感染症の検査

肛門のぬぐい検査を行います。クラミジアは肛門から侵入して、肛門のすぐ上にある直腸部分に感染します。そのため、ぬぐう部分は肛門から数センチの深さにはなりますが、細い綿棒を使いますので、身体への負担は最低限です。

クラミジア検査についてよくある質問

検査に関してよくある質問を紹介しましょう。

・痛くはありませんか?
クラミジアの検査で痛みを伴うものはありません。男性の尿道の症状には尿検査、肛門は綿棒でのぬぐい検査、喉の症状にはうがい液、もしくは綿棒でのぬぐい検査です。女性の場合も膣や子宮頸管のぬぐい検査で、身体への負担は最低限です。

・生理中でも検査はできますか?
膣や子宮頸管の検査では、血液が混じると正確な結果が出なくなる可能性があります。月経中は避け、月経終了後に検査を受けることをおすすめします。

性病検査はどこで受けられる?(保健所・病院・検査キット)

保健所や病院・クリニックで検査を受けられるほか、検査キットを使えば自宅で行うこともできます。メリット・デメリットはそれぞれ。状況や事情に応じて選ぶようにしましょう。

保健所で性病検査を受ける

メリット

  • 費用が掛からない
  • 匿名で検査できる

デメリット

  • 検査できる性病は4種類だけ
  • 検査日時が限られる

「性病にかかったかもしれない」という不安がある場合、保健所なら検査を無料で受けることができます。この際、症状が出ていなくてもOK。自分の名前を申告する必要もありません。

ただし、検査できる性病が限られます。クラミジア感染症については検査が可能。ほかの性病についても不安がある場合、淋菌、梅毒、HIVについては検査できますが、この4種以外の性病については対応していません。

また、検査日時が週に数回、平日の日中に数時間だけということも多く、検査を受けづらいのが難点。予約が必要だったり、定員が設けられたりしていることもあります。

病院・クリニック(泌尿器科、性病科、婦人科)で性病検査を受ける

メリット

  • 検査できる性病の種類が多い
  • 治療をすぐに開始できる
  • 自分の都合に合わせて受診できる

デメリット

  • 費用が掛かる
  • 匿名で検査できないことがある

すでに自覚症状があり、治療を希望しているなら、病院・クリニックの検査がよいでしょう。保健所よりも幅広い性病の検査が可能ですし、治療もすぐに始められます。

保健所では検査できる性病が限られるだけでなく、治療を受けることもできません。また、診療時間に幅があるので、検査を受けやすいというのも病院・クリニックのメリットです。

このほか、クラミジア感染症の場合、性器だけでなく喉や肛門などの感染もあり得ますが、性病専門の病院・クリニックであれば、性器、喉、肛門をまとめて検査できることもあります。

デメリットとしては、検査費用がかかること、匿名では検査できない場合があることの2点が挙げられます。検査の内容等によっては保険を適用できることがあり、その場合、費用はある程度抑えられます。

ただ、保険証を使う都合上、匿名での検査はできません。また、「不安だから検査したいが、症状は出ていない」という場合は保険適用できません。治療も検査結果が出た後に開始になります。

「匿名で検査したい」「症状はないが不安だから検査したい」「今すぐ治療を始めたい」という場合は、自由診療を実施している病院・クリニックを選びましょう。

保険の適用がないぶん費用は少し高めにはなりますが、希望する検査・治療を希望するタイミングで受けることができます。

なお、受診科は、男性は泌尿器科や性病科、女性の場合は婦人科になります。

検査費用について

GOETHE MEN’S CLINICでは、検査は8,800円(税込)で実施しています。クラミジア感染症をはじめ、性病は自覚症状が出にくいことの多い病気。受診のハードルを下げるために、検査・治療が発生する場合の初診料・再診料は無料にしています。

不安になったら、まずは病院で検査を!

性病は、放置しても自然に治ることはほとんどなく、かえって様々なリスクが高まるだけです。思い当たる性行為があり疑わしい症状も出ているなら、検査を受けましょう。

クラミジアは、感染しても自覚症状が出にくいのが特徴。「不安はあるけれど、はっきりした症状が出ているわけではないから…」「症状がだいぶ軽いし、そのうち治らないかな…」など、今治さなければという気持ちにはなりにくいかもしれません。

しかし、自覚できる症状が軽いから、たいしたことのない病気ということにはなりません。体内に感染が拡がってしまい、救急車で運ばれるような重篤な症状に陥ることもあるのです。パートナーに感染させ、気付かぬうちに不妊症にさせてしまうことだってあり得ます。

クラミジアが自然治癒することはまずありません。感染の不安があるなら早めに検査しましょう。GOETHE MEN’S CLINICなら即日検査が可能。治療もその日のうちに始められます。

料金について

クリニックへのアクセス

 

記事の監修者:野口 真康
GOETHEメンズクリニック八重洲院 院長
日本性感染症学会 会員