ピルをオンラインで安く買うには？おすすめの買い方と人気のクリニック8選を紹介

ピルを利用する人の間で人気になっている、オンライン診療システムを使ったピル処方サービス。病院まで行くことなく、自宅で診察を受けて安全な薬をスピーディーに取り寄せできる手軽さから、利用が広がっています。本記事ではオンラインピルの特徴と、ピルをより安く購入できる人気のサービスについて比較してご紹介します。

オンラインピルが安いおすすめクリニックBest3

順位	オンライン診療サービス名	特徴
1位	▼詳しく見る	期間限定12,000円OFF！ 低用量ピル1,963円～
2位	▼詳しく見る	低用量ピル初月０円！ 診察料無料
3位	▼詳しく見る	低用量ピルが1,890円～ 保険適用可能

ピルのオンライン処方なら通院せずに購入できる

ピルは医療用医薬品にあたるため、入手するには医師の診察を受ける必要があります。

オンライン診療システムを使ったピル処方サービスなら、スマホで手軽にどこでも診察が受けられ、送り主や品名に配慮された梱包で自宅ポストまでお薬が届きます。

夜間や休日にも受診できることが多いので、忙しくてもらいに行けなくても最短翌日には入手できて安心。またオンラインであれば、定期便やまとめ買いすると安く買えるのもポイントです。

オンラインピルのメリットとデメリット

ではオンラインでのピル処方には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。5つの側面から見てみましょう。

ポイント	メリット	デメリット
診療	忙しかったり病院が遠くても診察・処方が受けやすい	スマートフォンやパソコン画面越しの問診のみのため、詳細な経過観察は難しい
プライバシー面	自宅が診察室になり、会計や薬局窓口で他人に知られる心配もない	クレジットカードしか使えないサービスもあるため、明細に残したくない場合は注意が必要
時間	通院・会計・薬局の待ち時間がなく診療時間も幅広い	薬が届くのは最短翌日
費用	まとめ買いや定期便キャンペーンなどで安くなる	保険診療は基本的に取り扱っておらず配送料がかかる
アフターフォロー	チャットやビデオ通話で医療従事者に無料で質問できる	精密検査が必要な場合は処方が受けられない場合もある

ピルの値段はオンライン処方と病院どちらが安い？

それではピルにかかる費用は、オンライン処方と病院処方とで具体的にどのような違いがあるのでしょうか？

まずは薬代を比べてみましょう。

 【比較表】オンラインと病院の月額薬代

薬の種類	オンライン処方	病院処方
低用量ピル	1,890円～3,240円	2,000円～3,000円 （保険適用600円～900円）
超低用量ピル	1,040円～5,610円	10,000円～15,000円 （保険適用3,000円～4,500円）
中用量ピル	1,980円～6,200円	4,000円～8,000円
アフターピル	8,778円～11,480円	4,000円～8,000円
ミニピル	3,850円～	2,500円～3,000円

また、薬代以外にかかる費用は以下の通りです。

合計を見ても、薬代以外の費用を含めたトータル金額にはほぼ差のないことが分かります。

 【比較表】オンラインと病院の必要経費

薬以外の費用	オンライン処方	病院処方
診察料	無料～2,300円 ※中用量・アフターピルは無料適用外	1,000〜2,000円 ※休日加算ありの場合
薬の配送料	無料～770円 ※バイク便は別料金	なし
通院交通費	なし	500円～1,000円
検査代	検査キット5,500円～＋送料550円	3,000〜10,000円
合計	初月　無料～2,420円 （まとめ買いは最大12カ月に1度受診）	毎月1,500円～3,000円

通院する場合には毎月交通費や診察料がかかることを考えると、まとめ買いなら最大1年に1度の診察でお薬が処方されるので、その分安く済みますね。

オンラインのピル処方はこんな人におすすめ

「忙しくてなかなか日中に病院へ行く時間が取れない」「連休に病院が開いていたらいいのに」「病院が遠い」など普段不便を感じている人には、オンライン診療をおすすめします。

また、ピル服用の目的が月経日の移動やニキビ改善、避妊、病気予防などの場合、病院に通院してもピルの処方は自由診療扱いとなり、お薬の価格は変わりませんので、まとめ買いやキャンペーン価格が設定されているオンラインサービスは、費用を抑えたい人にもぴったりです。

＼ こんな人におすすめ ／

ピルをオンラインで安く買う方法

病院や薬局へ行かずに済んで時間も節約でき、いつももらっているお薬が安くなるなら、利用しない手はありません。ただし、どのピル処方サービスを利用しても同じように安くなるわけではないので、注意が必要です。

＼ ピルを安く購入する方法 ／

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①定期便・まとめ買いでお薬代が安くなる

オンラインでのピル処方は基本的に自由診療扱いとなるため、継続して服用する低用量ピルを購入する場合は、定期便の利用やまとめ買いをすることでお薬代を安く抑えることができます。

定期便は、指定した間隔をおいて自動的に決済されるよう設定しておく決済方法です。

決済が完了するとなくなる前に配送されてくるので、飲み忘れも防げます。配送間隔は1カ月ごとが基本ですが、3カ月・6カ月・12カ月などから選べるものもあります。

まとめ買いは、指定した期間分のお薬を一括で購入する決済方法です。薬代が定期便より割安になるほか、一括で配送されるので送料無料となるケースが多いようです。

いずれも診療は1年に1度のみでOKです。万一お薬が合わなかった時には、定期便であれば医師の診察を受けて途中でお薬を変更することも可能です。

ピルは医療機関から処方される医薬品となります。通販商品とは違い返品や返金はできませんので、飲むお薬が定まってから一括プランに変更するようにしましょう。

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 【比較表】定期便・まとめ買いがお得なクリニック

ピル処方サービス名	定期便価格	まとめ買い価格
▼詳しく見る	2,980円	1,980円～／月 （23,760円＋送料無料）
▼詳しく見る	2,600円 （初回無料）	2,000円～／月 （初回24,000円＋送料550円）
▼詳しく見る	2,783円 （初回1,783円）	2,783円～／月 （33,396円＋送料550円）

②診察料や送料がかからないクリニックを利用する

オンラインで処方を受ける場合、ピルの料金以外にも診察料や配送料といった費用がかかります。そのため、診察料無料や送料無料（お薬代に含まれる）になっているクリニックを選ぶと、トータルでお得になります。

お薬代以外にかかる料金はどのように設定されているのでしょうか。人気のオンライン診療サービスについて比較してみましょう。

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 【比較表】診察料・送料がかからないクリニック

ピル処方サービス名	公式サイト	診察料	送料
▼詳しく見る	アプリDL	1,500円 ※初回のみ	無料 ※お薬代に含む
▼詳しく見る	診療予約	無料	550円
▼詳しく見る	診療予約	無料	350円
▼詳しく見る	診療予約	1,650円	無料

③初回お薬代無料・お値引きなどキャンペーンを活用

オンラインピル処方サービスでは、低用量ピルを定期便で購入したりまとめ買いすると、初回のお薬代が無料になったり、期間限定のキャンペーンで値引きされてお得になる場合があります。

お得なキャンペーンを利用して、より安く自由に動ける毎日を手に入れましょう。

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 【比較表】初回無料・キャンペーン実施クリニック

ピル処方サービス名	公式サイト	低用量ピル定期便価格	キャンペーン価格
▼詳しく見る	アプリDL	2,980円～	1,980円～／月 12カ月まとめ買い 12,000円OFF ※2024年9月30日まで
▼詳しく見る	診療予約	2,783円～	初月1,783円～ 初診料無料 初月1,000円OFF
▼詳しく見る	診療予約	2,330円～	1,646円～／月 12カ月まとめ買いで 11,000円還元も ※ポイントサイト「モッピー」経由

１年のトータルでピルが安いクリニックで購入する

それでは、定期便・おまとめ購入の料金、診察料・送料無料、キャンペーンを駆使するとトータルで最もお得に買えるのはどのオンラインサービスとなるのでしょうか。

ここまでにご紹介した内容をまとめると、スマルナと東京オンラインクリニックの年間費用合計が最も安い結果となりました。

低用量ピルの年間最安値シミュレーション

ピル処方 サービス名	▼詳しく見る	▼詳しく見る
診察料	1,500円	無料
送料	無料	350円
低用量ピル 定期便価格	2,980円	1,890円
キャンペーン	12カ月一括初回 12,000円OFF （2024年9月30日まで）	ー
年間費用合計	25,260円	26,880円

その他ピルのオンライン処方クリニックを選ぶときの注意点

いくら安くなるとはいっても、自分に合ったお薬でなくては意味がありません。クリニックやサービスによって取り扱うピルの種類は異なりますので、ほしいお薬が決まっているなら目当てのピルを取り扱っているか確認しておく必要があります。

また、できるだけ早くピルを入手したい場合には、診療時間がネックになることもあります。こんなはずではと後悔しないよう、以下の3点に注意してクリニックを選びましょう。

【お薬の種類】目的に合ったピルを取り扱っているクリニックを選ぶ

オンラインで処方されるピルは、低用量ピル・超低用量ピル・ミニピル・中用量ピル（月経移動ピル）・アフターピル（緊急避妊薬）の大きく5種類に分けられます。

中でも低用量ピル・超低用量ピルは種類が多く、クリニックによって価格も違いますので、自分に合う薬の取り扱いがあるかチェックしておきましょう。

目的	ピルの種類	薬剤名	価格水準
生理痛の緩和 生理周期の安定 避妊	低用量ピル	ラベルフィーユ （トリキュラー後発薬）	2,500円～
		トリキュラー
		ファボワール （マーベロン後発薬）
		マーベロン
		シンフェーズ
		アンジュ
		フリウェルLD （ルナベル後発薬）	2,000円～
		ルナベルLD	4,000円～
肌荒れ ニキビ改善	低用量ピル	ファボワール （マーベロン後発薬）	2,500円～
		マーベロン
月経困難症 PMS 子宮内膜症など の治療 ※（）内は保険適用後の料金	低用量ピル （LEP製剤）	フリウェルLD （ルナベル後発薬）	2,000円～ （600円～）
		ルナベルLD	4,000円～ （1,200円～）
	超低用量ピル	フリウェルULD	3,600円～ （1,000円～）
		ルナベルULD	4,000円～ （1,200円～）
		ジェミーナ	6,500円～10,000円（2,000円～）
		ドロエチ （ヤーズ後発薬）	3,000～4,000円 （900円～）
		ヤーズ	9,500円 （4,900円～）
		ヤーズフレックス	10,000円～15,000円（5,000円～）
月経日移動	中用量ピル	プラバノール	4,000円～
性行為後の 緊急避妊	アフターピル	ノルレボ（72時間まで）	8,000円～15,000円
		レボノルゲストレル （ノルレボ後発薬）	6,000円～15,000円
		マドンナ （海外製・ノルレボ後発薬）	8,000円～12,000円
		エラワン （海外製・120時間まで）	10,000〜 20,000円

【診療時間】いつでも診療してくれるクリニックを選ぶ

ピルの処方には医師の診察が必要です。忙しくて日中は病院が開いている時間に受診できない場合、夜間や土日祝日のほか連休中などにも診療が受けられると助かるもの。

オンライン診療なら、一般的に病院よりも診療対応時間が長く、中には24時間診察が可能で、受付から30分以内に医師の診察が受けられるサービスも存在します。

予約受付は24時間対応していても、病院の診療時間と同じ時間帯にだけ診察を行っているクリニックもありますので、自分が受診しやすい時間帯に診察が受けられるか確認しておきましょう。

【配送日】すぐに届けてくれるクリニックを選ぶ

通常は夕方までであれば当日中に発送してもらえて最短翌日には到着しますが、決済期限の時間が早いクリニックもありますので注意しましょう。

アフターピルや月経移動ピルなど、すぐに手元に欲しい場合は、最短30分程度で当日すぐに届けてくれるバイク便が利用できるクリニックを選ぶとよいでしょう。

【ピルの値段を比較】人気のオンライン・通販のピル処方クリニック

それでは3つの注意点をふまえた上で、人気のオンラインピル処方サービスを比較していきましょう。トータルで安くピルが購入でき、自分の求めるピルを取り扱っているかどうかチェックしてみてください。

 【比較表】人気のオンラインピル処方サービス

オンラインサービス
詳細	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る	▼詳しく見る
おすすめ ポイント	電話診療OK 医師の指定可能	24時間医師への電話相談OK	美容内服薬やAGAも取扱い◎	性感染症検査キット7種も販売	24時間診療 ピルの種類が多い	低用量ピルのみ 一律で安い	保険診療の取扱あり	国内未承認薬も取扱いあり
診察料	1,500円	無料	1,650円	1,650円	無料	1,500円	無料	無料
送料	送料無料	550円	550円	550円	550円	送料無料	350円	送料無料
低用量ピル 定期便価格	2,980円~	2,600円～  （初回無料）	2,783円~	2,255円~	2,563円~	1,898円~	1,890円~	3,240円~
低用量ピル まとめ買い 価格	25,060円～	24,000円～	33,396円～	27,050円～	30,756円～	22,776円～	23,220円～	46,500円～
キャンペーン	まとめ買い 12,000円OFF	定期初回 1,000円OFF	診察料無料 初月500円OFF	ー	ポイントサイト経由で11,000円還元	ー	ー	ー
取扱いピル	低用量5種類 超低用量4種類 ほか	低用量6種類 超低用量5種類 中用量1種類	低用量6種類 超低用量3種類	低用量6種類 超低用量4種類 中用量1種類 アフター3種類 ミニピル1種類	低用量8種類 超低用量5種類 中用量1種類 アフター2種類 ミニピル1種類	低用量5種類	低用量6種類 超低用量5種類 中用量1種類	低用量1種類 超低用量1種類 アフター2種類
公式サイト	スマルナアプリDL	レバクリ診療予約	おうちでクリニック診療予約	クリニックフォア診療予約	エニピルLINE予約	ルナルナおくすり便DL	東京オンラインクリニック診療予約	エミシアクリニック診療予約

ピルのオンライン処方が安いおすすめクリニック8選

オンライン診療が受けられるピル処方サービスは急速に増えていますが、本記事では安さで人気のおすすめサービスを口コミとともにご紹介します。比較検討している方はぜひチェックしてみてください。

ピルの価格（1シート）	低用量ピル	トリキュラー、ラベルフィーユ、アンジュ、ファボワール、マーベロン	2,255円～
	超低用量ピル	フリウェルULD、ドロイチ、ルナベルULD、ヤーズフレックス	3,039円～10,285円
	中用量ピル	プラバノール	5,478円～
	アフターピル	ノルレボ国内後発品、ノルレボ海外製、エラワン海外製後発品、エラワン海外製	8,778円～9,680円
	ミニピル	セラゼッタ後発品（海外製）	1,950円～
診察料	1,650円
送料	550円
診療時間	平日7:00～24:00 ※土日は日によって異なる
支払方法	クレジットカード 代金引換 GMO後払い
配送	15時までに決済完了で即日発送、最短翌日着

オンラインピルは保険適用される？

ピルの処方は、保険適用になるケースとならないケースがあります。

保険が適用されれば3割負担となり、自由診療扱いよりも安く購入できます。ここからはどんな場合に保険適用されるかを解説します。

保険適用されるのは治療目的のピル

病院であれば、医師によって月経困難症や子宮内膜症の治療に必要と診断された場合は保険適用となり、薬代は三割負担になります。

ただし美容クリニックなどで処方を受ける場合には、自由診療しか取り扱っていないこともありますので注意が必要です。オンライン診療サービスでのピル処方も基本的には自由診療扱いとなります。

治療目的で病院でもらっているのと同じ薬の処方を希望する場合でも、保険診療の取り扱いがなければ保険適用とはなりません。

一部のオンライン診療を行っているクリニックでは保険診療の取り扱いがありますので、生理痛や生理不順、PMSの改善治療が目的で、低用量ピルや超低用量ピルの服用を検討している場合は、保険診療を取り扱っているか事前に確認しておく必要があります。

避妊・月経移動・アフターピルは保険適用外

ニキビや肌荒れの改善、月経予定日のコントロール、身を守るための避妊を目的として使用するピルに関しては、保険が適用されません。

ピルの服用をできるだけ安く抑えるには、まとめ買いを利用するか、低価格の後発薬（ジェネリック）を取り扱っているオンライン診療サービスを探すことになります。

オンライン処方の流れ

日本のピルは高い？ピルの満足度と平均購入金額の調査

低用量ピル服用経験のある女性100名を対象に、ピルによる生活の変化と満足度について調査したアンケートによると、70％以上は生理痛の軽減や生理不順の改善、生理日の調整など、低用量ピルの効果に満足していました。

病院で処方を受けているのは全体の7割。残りの約3割はオンライン診療サービスを利用しています。半数以上が値段の高さを指摘しているため、安くなるという目的で病院処方を受けているとは限らないようです。

低用量ピルを日常的に利用している女性は、ピルにどれくらいお金を払っているのでしょうか。平均購入金額や満足度とその理由について、アンケート結果についてご紹介します。

利用者の7割はピルの金額と効果に満足

出典：キラクル編集部

アンケート調査によると、値段に見合う満足度が得られているかという質問に対し、「満足している」と回答した人は74%。その理由としては、実感できる効果が高いためという声が多く寄せられています。

どこで処方してもらっているかという質問に対しては、73%の人が産婦人科やレディースクリニックなどの病院で処方を受けていると回答。約3割はオンライン診療サービスを利用するようになってきています。

低用量ピルを始めるきっかけについては、体調不良の改善や生理周期を整えるためと答える人が多く、保険適用での利用がうかがわれます。

1ヵ月に低用量ピルに使う金額は3,000円程度

出典：キラクル編集部

安心感や安全面を重視し、検査がすぐに受けられて当日確実に薬が手に入る病院を選択する人も多いようですが、気になるのは費用が高いと感じている人の割合が6割以上を占めるということです。

アンケートの回答では、低用量ピルに毎月かかる費用は2,000〜3,000円。

「高い」と感じる理由として、毎月継続して使う必要があるにもかかわらず、日本では無償提供もなく高額だからという声や、オンラインで毎月取り寄せると配送料がかさむという声が挙げられています。

毎月取り寄せる方法よりもより安く入手できる方法があれば、日本でももっと普及が進むかもしれません。

ピルについてのよくある質問

オンラインピルは安全ですか？

オンライン診療サービスで処方されるピルは安全性が確保されています。国内未承認の輸入薬を使用しているクリニックでは、医師の確認の元に厚生労働省の許可を得た正規品を使用しています。

ただし授乳中の方や、片頭痛のある方、糖尿病や脂質異常症などで治療中の方などは、注意深くピルを服用する必要がありますので、必ず医師の診察を受ける際に相談しましょう。

またトラネキサム酸など特定のお薬を服用中の場合は、ピルや服用中のお薬の効果に影響が出る可能性があるため、処方を受けられないことがあります。

血栓症などの副作用リスク回避のため、40歳以上の方はオンライン処方自体利用できないこともあります。また、15歳未満の未成年の利用に制限がある場合もあります。サービスにより安全性の確保の仕方が異なりますので、確認しておきましょう。

その他ピルの処方が受けられないケース

• 初経前または閉経後の方
• 喫煙習慣のある方（35歳以上）
• BMI35以上の方（35歳以上）
• 重度高血圧の方
• 心臓や腎臓の病歴がある方
• 重度の肝障害をもつ方
• 乳がん治療中の方

出典：富士製薬工業「経口避妊薬（OC/ピル）について」

厚生労働省「経口避妊薬（ＯＣ）の安全性についてのとりまとめ」

日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン（改訂版）」

併用してはいけない薬

ヴィキラックス配合錠（C型肝炎の薬）

ピルの効果を減弱させる薬

・抗生物質 ・抗てんかん薬 ・精神刺激薬 ・抗結核薬 ・抗HIV薬

ピルの効果を増強する薬

・解熱鎮痛薬 ・抗真菌薬

ピルによって効果が減弱する薬

・血糖降下薬 ・モルヒネ ・解熱鎮痛薬

ピルによって効果が増強する薬

・副腎皮質ステロイド ・三環系うつ剤 ・免疫抑制剤

参照元：

日本産婦人科医会「第2章 経口避妊薬(OC)の処方の手順 （初回処方時）」

日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン（案）」

海外通販でピルを安く買えると聞きますが危険はないですか？

通販サイトやフリマアプリなどで見かける個人輸入販売のピルには偽造品も多く、正規品でない場合は強い副作用が出るリスクもあり、安いからと気軽に手を出すのは危険です。

正規品であれば健康被害が起きても「医薬品副作用被害救済制度」で医療費等の給付を受けることができますが、偽造品の場合は救済措置の対象外となります。

ピルには副作用がありますので、日本国内では医師の診察が必要な医薬品となっています。診察がない通販サイトには注意しましょう。

薬局・ドラッグストアでピルを購入できますか？

2024年8月時点では、ピルは薬局やドラッグストアで市販されていません。

2023年11月からは将来的に薬局でのアフターピル販売をするための試験が一部で実施されていますが、あくまで研究試験に協力している店舗に限られ、一般の薬局やドラッグストアでは販売されていません。

試験販売を利用する側にも高いハードルが設けられていますので、利用しようとしたものの入手できなかったという声も多いようです。緊急で購入する際は、確実にお薬が手に入るクリニックを受診するか、オンライン診療サービスを利用しましょう。

40代が購入できるクリニックはありますか？

血栓症の心配なく服用できる黄体ホルモン剤「ミニピル」を処方しているサービスであれば、オンラインでもピルを入手することは可能です。

ミニピルの取り扱いがないサービスでは、一部年齢制限が設けられています。

40代以上の方は副作用である血栓症のリスクが高まるため、病院での処方を受けて経過を観察するのが安全だからです。

まとめ

継続して使うものだから、自分に合ったお薬を安心して手に入れたいもの。そのためにはコスト面も大事なポイントですよね。

本記事では、オンライン診療システムを使ったピル処方サービスで、より安く購入できる方法と人気のおすすめサービスについて比較してご紹介しました。定期便や一括購入、キャンペーンで安くなる低用量ピルは、生理不順を整えたい、生理痛を緩和したいなど

40代以降も使えるミニピルや、月経移動ピル、アフターピルについては、取り扱っていないサービスもあるので、あらかじめ調べておきましょう。

よりベストなコンディションで毎日を過ごせるように、時間もコストも抑えられるオンラインピル処方サービス探す参考にしてみてください。