尖圭コンジローマの症状|自然治癒はする?原因や治療法なども解説
2022.10.28
「陰茎にできものができたけど、もしかしてコンジローマかもしれない…」。そんな不安を抱えながら、検索された方も多いのではないでしょうか。初期には小さなイボやブツブツとした突起が現れますが、痛みやかゆみなどの自覚症状がほとんどないため、「放っておけば自然に治るのでは?」と考える方も少なくありません。しかし、尖圭コンジローマは自然治癒が難しく、放置すると症状が進行したり、パートナーに感染させてしまうリスクもあります。
尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスによって感染する性病の一種です。この記事では、尖圭コンジローマの具体的な症状や見た目の特徴、感染のしくみ、検査・治療の流れ、予防法までをわかりやすく解説します。さらに、「市販薬で治せるのか」「人に見せるのが恥ずかしい」など、よくある疑問にもお答えします。
誰にも相談できずに不安を抱えている方が、正確な情報を知り、安心できる内容になっています。気になる症状がある方は、最後までご覧ください。
尖圭コンジローマとは?|原因・感染経路・潜伏期間

原因となるヒトパピローマウイルスとは
尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染することで発症する性感染症です。HPVは100種類以上の型が存在し、その中でも主に6型と11型が尖圭コンジローマの原因となります。
これらは比較的低リスク型に分類されますが、性器や肛門周辺にイボ状の病変を引き起こす特徴があります。HPVは一度感染すると体内に潜伏しやすく、症状が出ないまま感染が進行するケースもあります。また、免疫力の低下が発症の引き金となることもあります。
感染経路は性行為だけじゃない?皮膚接触・間接感染も
尖圭コンジローマの主な感染経路は、性行為(膣性交・肛門性交・オーラルセックス)です。感染者との性行為を通じて、ウイルスが皮膚や粘膜に接触し感染します。
さらに、性器と性器が直接触れなくても、皮膚が接触するだけで感染することがあるため、「コンドームを使っているから大丈夫」とは言い切れません。
また、ごくまれにですが、タオルや下着を共有したことで間接的に感染したと考えられるケースも報告されています。感染は、性別を問わず誰にでも起こりうるため、自分は大丈夫と過信せずに注意が必要です。
潜伏期間は?なぜ気づきにくいのか
尖圭コンジローマは、感染してすぐに症状が現れるとは限りません。ウイルスが体内に潜伏し、平均で3週間から3か月程度の潜伏期間を経てから、陰部や肛門周辺などにイボが現れることが多いです。
初期症状は「痛くない」「かゆくない」ため見逃されやすく、見た目の変化に気づいたときには症状が進行していることも少なくありません。そのため、「最近性行為をした覚えはないけど、なぜできたのか分からない」と感じる方も多いのです。
また、症状が一旦消えてもウイルスは体内に残っている可能性があり、再発することもあるため、早期の診察と適切な治療が重要になります。
尖圭コンジローマの症状とは

尖圭コンジローマの主な症状は、性器や肛門周辺にできるイボ(できもの)です。ただし、多くの場合で痛みやかゆみがほとんどなく、初期段階では気づきにくいのが特徴です。進行するにつれてイボの数が増えたり、見た目が変化したりすることもあります。
男性に多い症状とできやすい場所
尖圭コンジローマは、男性の性器やその周辺に症状が出やすい傾向があります。具体的には以下のような部位に発生します。
<できやすい部位> |
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・陰茎の根元や先端 ・亀頭の縁や裏側 ・陰嚢のしわ部分 ・肛門まわり (とくにアナルセックス経験のある人) |
これらの部位に、ピンク色や褐色の小さなイボが現れるのが典型的な症状です。 |
<初期症状> |
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初期には、米粒のような小さな突起が1~2個できる程度です。放置すると数が増え、イボ同士が融合して鶏のトサカやカリフラワーのような形状になることもあります。これが「尖圭」という名前の由来です。また、乾燥や擦れによって傷つきやすく、軽い出血が起こるケースもあります。 |
<進行した場合の見た目> |
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症状が進行すると、複数のイボが集合して盛り上がり、斑点状に広がるようになります。大きさも徐々に増し、5mm以上に成長することもあります。 |
女性に多い症状とできやすい場所
女性の場合は、外陰部・膣内・子宮頸部・肛門周辺にイボができることがあります。膣や子宮頸部に発生した場合は外見から確認できないため、自覚症状がないまま進行するケースもあります。
異変に気づかずに放置してしまうと、性交時の出血や違和感、妊娠時の母子感染のリスクが高まるため、注意が必要です。
かゆみ・痛み・出血はある?
尖圭コンジローマは、多くの場合で痛みやかゆみといった感覚症状がほとんどありません。そのため、見た目の変化に気づかなければ「何かできている」ことすら感じにくいのです。
<かゆみが出るケースとは> |
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かゆみを感じるのは、イボが衣類や肌に擦れて炎症を起こした場合や、他の感染症と併発している場合です。例えば、湿疹や毛嚢炎などと混同されることがあります。 |
<出血する場合はある?> |
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イボが成長し、衣類との摩擦や性交渉によって傷つくと、出血を伴うことがあります。このような出血を繰り返すと、患部がさらに悪化する原因になるため注意が必要です。 |
<痛みがないからといって安心できない理由> |
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「痛くないから大丈夫」と思って放置していると、症状が進行し治療が長引く可能性があります。また、無症状でも他人に感染させてしまうリスクがあるため、症状の有無にかかわらず早めの受診が重要です。 |
■参考文献:東京都感染症情報センター「尖圭コンジローマ」
セルフチェック|その症状、コンジローマかも?

尖圭コンジローマは、目に見える“できもの”という形で現れることが多いため、ある程度はセルフチェックで判断の目安をつけることが可能です。ただし、症状の見た目や出方には個人差があるため、確実な診断は医療機関での検査が必要です。
ここでは、実際に多くの患者が訴える“特徴”をもとにした、チェックリストで症状の傾向を確認してみましょう。
こんな特徴に当てはまったら要注意
以下の項目に複数当てはまる場合、尖圭コンジローマの可能性があります。心当たりがあれば、早めに受診しましょう。
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- 陰部や肛門まわりに、小さなイボのような突起がある
- イボはやややわらかく、米粒大の大きさで、複数個見られる
- 放っておいたら、数が増えてきた/範囲が広がってきた
- 色はピンク、白、褐色など様々(肌色と似ていて見つけにくいことも)
- 痛みやかゆみはないのに、見た目に異変がある
イボの形状は、「先がとがっている」「ブツブツしている」など、一般的なニキビや毛嚢炎と違う特徴を持つことが多いです。特に、鶏のトサカやカリフラワーのような見た目が特徴的です。
■参考文献:MSDマニュアル「ヒトパピローマウイルス感染症(HPV感染症)」
誤診に注意|似ている他の病気とどう違う?
尖圭コンジローマの見た目は、他の皮膚疾患と似ているため、自己判断では見誤ってしまうケースも多くあります。ここでは、よくある“誤診されやすい”症状との違いを解説します。
フォアダイス |
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フォアダイスは、陰茎や唇などにできる小さな皮脂腺で、自然な生理現象です。白っぽい粒状の突起が規則的に並んでおり、感染症ではありません。痛みやかゆみもなく、基本的に治療の必要はありません。 |
真珠様陰茎小丘疹 |
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亀頭の縁に数列で並ぶ白~半透明の小さなブツブツがあるもので、これは病気ではなく正常な状態とされています。尖圭コンジローマとの違いは、イボが規則的・左右対称に並んでいる点と、成長・変化しない点です。 |
毛嚢炎・ヘルペスなど |
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毛嚢炎は毛穴に細菌が入って炎症を起こしたもの、性器ヘルペスはウイルス感染による水疱性の症状です。コンジローマは水ぶくれにならず、基本的に破れたりしない点で区別がつきます。 |
尖圭コンジローマのセルフチェックは、あくまで「可能性を知る」ための手段です。イボができている、数が増えている、色が違うなどの違和感があれば、専門の泌尿器科や性病科クリニックでの検査・診療を受けることが確実な対処法です。
放置するとどうなる?|自然治癒の可能性とリスク
尖圭コンジローマの症状は比較的軽く、「痛くない」「かゆくない」などの理由で、そのまま様子を見る人も少なくありません。しかし、放置によってリスクが高まる病気であることを正しく理解しておく必要があります。
尖圭コンジローマは自然治癒する?
結論から言うと、尖圭コンジローマは自然治癒する可能性もゼロではありませんが、多くの場合は治療なしでは改善しません。
体調や免疫力によっては一時的にイボが消えることがありますが、HPVウイルスは体内に潜伏したまま残るため、再発する可能性が非常に高いです。特に6型・11型のHPVはイボを繰り返し形成する特徴があり、根本的な治療には医師の診療が不可欠です。
「自然に治るなら病院に行かなくても…」という気持ちは理解できますが、実際には再発・悪化するケースがほとんどであるため、早期に治療を始めることが勧められます。
■参考文献:東京都保健医療局「性感染症ってどんな病気?」
放置するとどうなる?再発や悪化のリスク
尖圭コンジローマを放置した場合、以下のようなリスクが考えられます。
✖ イボの数が増える 小さかった突起が次第に広がり、複数個所に症状が現れます |
✖ 大きくなる・見た目が目立つようになる 鶏のトサカ状やカリフラワー状に肥大化 |
✖ 出血・感染の悪化 摩擦で傷つきやすく、別の細菌感染を招くことも |
✖ パートナーへの感染リスクが上昇 無症状でも感染力はあるため、性行為で移る可能性あり |
放置することでウイルスの活動が続き、完治までにかかる時間も費用も増えることになります。早期に診察を受ければ、塗り薬での対処が可能なケースも多く、日常生活への影響も少なく済みます。
なぜ再発するのか?原因と対策
尖圭コンジローマは、再発率が高い性感染症としても知られています。治療によって表面的なイボが消えても、HPVウイルスが粘膜の奥深くに残っている場合は、数週間〜数か月後に再び症状が現れることがあります。
再発の原因には以下が挙げられます。
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- ❶ウイルスが完全に排除されていない
- ❷免疫力の低下(ストレス・疲労・睡眠不足など)
- ❸パートナーとの性交渉により再感染
再発を防ぐには、初回治療後も医師の指示に従って経過観察を続けることが大切です。また、生活習慣の見直しやパートナーと同時に検査・治療を行うことも再発防止に有効です。
尖圭コンジローマは、「自然に治るかもしれない」という期待で放置してよい病気ではありません。早めの検査・治療によって、症状の進行や再発のリスクを最小限に抑えられます。
相手に症状がない場合でも感染してる?

尖圭コンジローマの特徴のひとつは、自覚症状がないまま感染していることが多いという点です。そのため、性行為の相手に症状が出ていないとしても、「自分だけがなぜ発症したのか?」と疑問に思う人も少なくありません。
パートナーに症状がないケースのリスク
尖圭コンジローマの原因となるHPVは、症状がないままでも他人に感染させることがあるウイルスです。つまり、パートナーにイボなどの目立った症状がなくても、ウイルスはすでに体内に存在している可能性があるのです。
HPVは感染しても数週間から数か月の潜伏期間を経てから発症するため、「今のパートナーではなく、以前の関係で感染していた」というケースもあります。これにより、発症のタイミングと感染源が一致しないことも多く、本人にとって非常にわかりにくいのが現実です。
カップル同時に治療しないと再発する?
尖圭コンジローマは、再発率が高い感染症です。たとえ自分が治療を受けて完治しても、パートナーが無症状のままウイルスを保有していれば、再感染する可能性があります。
そのため、パートナーにも検査を受けてもらうことが重要です。お互いの健康を守るためにも、「症状がないから大丈夫」と思わず、カップルで同時に検査・治療を受けることをおすすめします。
性行為を続けてよいか迷っている方へ
尖圭コンジローマが疑われる、あるいは診断された場合、治療中は性行為を控えるのが望ましいです。というのも、下記の理由から、治療完了までは一時的に控えるのがベストとされているためです。
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- ウイルスの拡散を防ぐ
- イボへの摩擦は悪化や出血の恐れがある
- パートナーへの感染リスクを下げる
また、コンドームを使用していても感染を100%防げるわけではありません。ウイルスは性器以外の皮膚からも感染するため、性行為の有無ではなく、ウイルスの潜在リスクそのものに注意を払う必要があります。
尖圭コンジローマは、「自分だけの問題」ではありません。無症状でも相手が感染している可能性がある性感染症であることを正しく理解し、大切なパートナーと同時に健康を守る行動を選びましょう。
市販薬での自己治療は可能?

「診察は恥ずかしいから…」「できれば自分で治したい」。尖圭コンジローマの症状に不安を感じつつも、まずはドラッグストアや通販で市販薬を探す方も少なくありません。ですが、この病気に関しては自己判断や市販薬による治療は非常にリスクが高いということを、ぜひ知っておいてください。
市販薬で治せるのか?
現在、日本国内において、尖圭コンジローマを根本的に治療できる市販薬は存在しません。たとえば、ドラッグストアで手に入る軟膏やデキモノ用クリームは、いずれもイボや湿疹など一般的な皮膚疾患向けであり、HPVウイルスに対して効果は期待できません。
さらに、性器や肛門といったデリケートな部位に対して市販薬を塗ることで、炎症や悪化を招く可能性もあるため非常に危険です。
自分で潰したり焼いたりはNG!
尖圭コンジローマのイボを見つけて、「小さいから切って取れば治るのでは?」「焼けばウイルスも死ぬのでは?」と考える方もいますが、これは絶対に避けるべき自己処置です。理由は以下の通りです。
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- HPVウイルスは皮膚の深層まで入り込んでいるため、表面だけ除去しても意味がない
- 傷口からさらにウイルスを拡散させる可能性がある
- 出血や二次感染のリスクが非常に高い
- 自己処理によって、皮膚の正常な組織まで損傷する恐れがある
確実に治すには、医師による診察と適切な治療(処方薬や医療処置)が必要不可欠です。
「人に見せたくない」方は匿名・オンライン診療という選択肢も
「性器のことを話すのが恥ずかしい」「病院に行くのは抵抗がある」という理由で、治療を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。
そんな方にこそ知ってほしいのが、当院の「匿名受診」や「オンライン診療」です。
■ゲーテメンズクリニック■ オンライン診療のメリット |
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男性専門の泌尿器科クリニック 同じ悩みを持った患者さんが多数来院 |
医師もスタッフも男性のみ 恥ずかしさを感じにくい環境を整えています |
自宅からスマホで相談・治療開始が可能 |
症状があるのに何もしないと、治療が長引いたり、パートナーに感染させてしまうリスクが高まります。「まずは話してみる」ことが、治療の第一歩です。
市販薬や自己流での処置では、尖圭コンジローマを根本から治すことはできません。確実に、そして安全に治したいなら、医療機関での適切な診療が必要です。当院では、初診から匿名・オンラインでの対応も可能ですので、安心してご相談ください。
尖圭コンジローマの治療方法【処方薬・手術・冷凍凝固】

尖圭コンジローマの治療には、症状の程度やできた場所、患者さんの希望に応じて複数の選択肢があります。
塗り薬(ベセルナクリーム等)の効果と使い方
尖圭コンジローマの初期段階や軽度の場合には、外用薬(塗り薬)による治療が選択されることがあります。代表的なのが、イミキモド(ベセルナクリーム)です。
この薬は、免疫の働きを高めることでウイルスの排除を促す作用があります。症状のある部分に直接塗布し、週3回の使用を数週間続けることで、イボを消失させる効果が期待できます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
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- 自己判断での使用はNG(診断と処方が必要)
- 患部に赤みやかぶれなどの副作用が出る場合もある
- 進行した症状や大きいイボには適さないことがある
医師の指導のもとで、使用方法・頻度を守ることが治療成功のカギとなります。
外科的治療|電気メス・レーザー・冷凍凝固法
症状が進行し、塗り薬の効果が不十分な場合は、物理的にイボを除去する外科的治療が行われます。主な方法は以下の通りです。
【電気メスによる切除】 |
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局所麻酔下で、イボを直接切除する方法。治療効果が高く、一度で取り除けるケースもあります。 |
【レーザー治療】 |
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炭酸ガスレーザーなどを使用して、病変部を焼き切る方法。出血が少なく、周囲の組織へのダメージも抑えられます。 |
【冷凍凝固法(凍結療法)】 |
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液体窒素を使ってウイルス感染細胞を凍結・壊死させる方法。治療後にかさぶたになり、自然に脱落します。 |
これらの治療法は、即効性が高い反面、痛みや赤み、再発のリスクもあるため、治療後のケアが重要です。
保険適用と費用相場・通院期間
尖圭コンジローマの治療は、3割負担であれば、以下のような費用感となります。
初診料・検査費用 | 約3,000〜5,000円程度 |
塗り薬 (ベセルナクリーム) | 1本あたり 約1,500〜2,000円 |
外科的処置 (切除・レーザーなど) | 1部位につき 約5,000〜10,000円前後 |
症状によっては、数回の通院や経過観察が必要な場合もあります。なお、オンライン診療であっても、処方と治療方針の決定は可能です。
再発防止のためのアフターケアとは
尖圭コンジローマは再発しやすい病気です。そのため、以下のようなアフターケアが推奨されます。
再発予防のためのポイント |
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〇 定期的な診察と経過観察(最低3か月〜半年) |
〇 症状が消えても、性行為時のコンドーム使用を継続 |
〇 睡眠・食事・ストレス管理など、免疫力を保つ生活習慣の見直し |
〇 パートナーも一緒に検査・治療を行う |
当院では、再発しにくい生活指導や治療計画も含めた継続的なフォローを行っています。「もう二度と再発したくない」という方こそ、専門家のもとで治療を進めましょう。
予防策と日常生活での注意点【再発防止策】

尖圭コンジローマは、一度発症すると完治後も再発の可能性が高い性感染症です。そのため、感染予防と再発防止の両面からアプローチすることが非常に重要です。ここでは、ウイルスの感染を防ぐための具体的な方法と、再発リスクを減らす生活習慣について解説します。
コンドームは有効?
コンドームは性感染症全般の予防策として有効とされていますが、尖圭コンジローマの場合、完全な予防手段とは言い切れません。その理由は以下の通りです。
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- HPVは性器や粘膜以外の皮膚接触でも感染する
- コンドームで覆われていない部分(陰部周辺)から感染する可能性がある
- オーラルセックスでもHPVは感染する
とはいえ、使用することで感染リスクは確実に軽減できます。特に初めての相手や感染状況が不明な場合には、必ずコンドームを使用するようにしましょう。
HPVワクチンの予防効果と接種対象
HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルスによる感染症の予防に非常に効果的とされています。日本では、子宮頸がんの予防を目的に女子への接種が推奨されていますが、男性の尖圭コンジローマ予防にも効果があることが明らかになっています。
【HPVワクチンの主な特徴】 |
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6型・11型(尖圭コンジローマの原因)に対応 |
若年層(9〜26歳)への早期接種が特に有効 |
副反応は腕の腫れ・発熱など軽度なものが大半 |
近年では、男性への接種も容認・推奨される流れがあり、自費ではありますがワクチン接種が可能な医療機関も増えています。
再発しやすい生活習慣とは
尖圭コンジローマの再発には免疫力が大きく関与しているとされています。以下のような生活習慣は、再発リスクを高める要因になります。
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- 慢性的な睡眠不足
- 栄養バランスの乱れた食事
- アルコールや喫煙の過剰摂取
- 強いストレスを感じる生活
これらを見直すことで、ウイルスへの抵抗力を高め、再発のリスクを抑えることが可能です。とくに治療後3か月〜半年は、体調管理に意識を向けましょう。
予防と再発防止のためには、一度の治療で終わらせず「再発させない努力」をすることが重要です。当院では、患者さまのライフスタイルに合わせた生活改善のアドバイスも行っています。治療と同じくらい、予防の知識が大切です。
【診察が不安な方へ】当院なら匿名・男性専用・オンライン対応もOK

「性器にできものがあるけど、病院に行くのは恥ずかしい」「受付や診察で女性と顔を合わせるのが不安」。そう感じて、受診をためらっている方は多くいらっしゃいます。
しかし、尖圭コンジローマは自然には治りにくく、放置によるリスクも大きい感染症です。だからこそ、できるだけストレスを感じずに受診できる環境が必要です。当院では、そんな方でも安心してご相談いただけるよう、さまざまな配慮とサポート体制を整えています。
「恥ずかしい」「怖い」気持ちへの配慮
性病の診察は、どうしても恥ずかしさや不安がつきまといます。とくに症状が陰部にある場合、「こんなことで受診していいのか」とためらってしまう方もいるでしょう。
当院では、患者さまが話しやすい雰囲気づくりとプライバシーへの配慮を徹底しています。
【POINT 01】 |
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✔ 診察室は完全個室 |
✔ デリケートな症状でも、医師が丁寧にヒアリング |
✔ 受付・会計も、周囲に知られにくい仕組みを採用 |
「もっと早く来ていればよかった」と多くの方が口にされるほど、安心できる環境づくりに努めています。
男性専用クリニックで相談しやすい環境づくり
当院は、男性に特化した性病診療を専門とする医療機関です。スタッフはすべて男性で、同性だからこそ話しやすい・見せやすいという声を多くいただいています。また、患者数が多い疾患であるため、尖圭コンジローマの診療経験も豊富です。
【POINT 02】 |
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✔ 男性に多い部位への症例も把握 |
✔ セルフチェックで来院された方も多数 |
✔「再発予防まで含めたアフターケア体制」も完備 |
「こんな相談をしても大丈夫かな…」と悩まず、気軽に一歩を踏み出していただける場を目指しています。
オンライン診療・LINE相談など非対面でも対応
「仕事が忙しくて通院が難しい」「いきなり受診はハードルが高い」。そんな方のために、当院ではオンライン診療も受け付けています。
【POINT 03】 |
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✔ オンライン診療は、スマホひとつで予約・診察・処方まで完結 |
✔ 自宅で落ち着いて相談できる |
✔ クリニックでの治療と同様、保険診療の対象 |
匿名での問診スタートも可能ですので、「診察が怖い」という一歩目の不安を取り除くことができます。
【よくある質問】尖圭コンジローマQ&A

尖圭コンジローマについて不安を感じている方の多くが、「誰にも相談できずに悩んでいる」という状況にあります。ここでは、患者さまからよく寄せられるご質問にお答えし、不安や疑問を少しでも解消できるようまとめました。
Q. 何科を受診すればいい?
尖圭コンジローマは、泌尿器科・皮膚科・性病科のいずれかで診療可能です。特に男性の場合、泌尿器科や性病専門のクリニックでの受診が一般的で、症状のある部位に慣れている医師が対応してくれるため安心です。
当院は、男性の性病治療に特化した泌尿器科クリニックですので、デリケートな症状でも遠慮なくご相談いただけます。
Q. 治療中でも性行為できる?
治療中の性行為は、基本的に控えることが推奨されます。理由は以下の通りです。
-
- イボが完全に消えていない段階では、ウイルスの感染力が残っている可能性がある
- 性行為によって患部がこすれ、出血や悪化の原因になる
- パートナーに感染させてしまうリスクがある
治療後、医師からの「完治」の判断を受けたうえで、性行為を再開するようにしましょう。
Q. 他の性病と一緒に検査すべき?
尖圭コンジローマの診断時には、他の性感染症が併発していないかを確認することも重要です。とくに以下の感染症は、同時に検査されることが多いです。
自覚症状がなくても感染していることがあるため、トータルでの性病チェックがおすすめです。当院では、複数の性病をまとめて検査・診療するパッケージもご用意しています。
コンジローマを放置せず、早期受診で治療をスタートしましょう

尖圭コンジローマは、「治療すれば治る」病気です。しかも、早期に発見し、適切に治療すれば、比較的短期間での完治も可能です。逆に、見て見ぬふりをしてしまうことで、再発や治療の長期化、パートナーとのトラブルを招く原因にもなりかねません。
当院では、男性専門の泌尿器科として、誰にも言えない悩みに丁寧に寄り添いながら、匿名やオンラインでも診療対応を行っています。「これって尖圭コンジローマかも…?」と少しでも不安を感じた方は、一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
GOETHEメンズクリニックは男性専用の性感染症医院です。
すぐに不安を解消したいという方は、気軽にご相談ください。
▼尖圭コンジローマについて、こちらの記事でも詳しく解説
即日検査、即日治療 オンライン診療も当日予約可 性病の検査・治療はお任せください
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- 宮島 賢也
- GOETHEメンズクリニック八重洲院 院長
- 性感染症は、専門の医師に診察してもらうことが大切です。これからも患者さんから、『ありがとう』『助かったよ』と言ってもらえるような診療を続けていけるよう研鑽してまいります。お気軽にご相談ください。
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記事監修者
院長 宮島 賢也 Kenya Miyajima 「患者さんに不安を感じさせない医療」をモットーに、日々診療にあたっています。性病は必ずしも症状が現れるとは限らず、不安を感じている方も多いと思います。少しでも皆さまの不安を軽くできるよう、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけています。安心してご相談ください。
【経歴】
1999年 防衛医科大学校 卒業
2007年 栄養療法クリニック 就任
2009年 自律神経免疫療法クリニック 就任
2016年 心療内科クリニック 就任
2023年 ゲーテメンズクリニック八重洲院 院長 就任
・ スタッフは男性のみ、女性の目が気にならない
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