性病(STD)とは

 性病は、性行為によって人から人へ感染する病気のこと。最近ではSTD [Sexually(性行為で)Transmitted(うつる)Diseases(病気)]、またはSTI [Sexually Transmitted Infections(感染症)]という呼ばれ方も一般的になっています。

性病とSTD(性感染症)の違い

性病、STDは同じような意味合いで使われますが、本来の定義は異なります。性病というのは、1948年公布の性病予防法にある梅毒、淋病、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫症の4つのこと。ただ近年は、セックスの多様化でいわゆる性病以外の病気が増えたため、性行為やその類似行為でうつる病気全般を指してSTDと呼ぶようになりました。ちなみに、性行為で病原体に感染しても必ずしも発症するわけではないことから生まれた呼び名がSTIです。

まとめると、狭義の意味での性病とは法律で規定された4疾病を指し、STDは性病の4疾病のほか、性行為を介して感染する病気全般を含んだ名称ということになります。

性病の種類

      

性病の症状【男性・女性別】

【男性の主な症状】

  • 排尿時の痛み
  • 尿道のかゆみ、痛み
  • 尿道から膿
  • 陰のうの腫れ・痛み
  • 性器のイボ・できもの
  • 性器に白いカス
  • 性器の周囲に傷、ただれ、しこり
  • 性器や肛門の水疱
  • 頻尿
  • 喉の痛み・腫れ、かゆみ、違和感
  • 足の付け根のリンパの腫れ
  • 発熱
  • だるさ
  • 吐き気
  • 黄疸
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 無症状
  • 【女性の主な症状】

  • 排尿時の痛み
  • 性器のかゆみ、痛み
  • 性器のイボ・できもの
  • おりものの異常(量の増加、異臭、色の変化)
  • 不正出血
  • 下腹部痛
  • 性交痛
  • 性器の周囲に傷、ただれ、しこり
  • 性器や肛門の水疱
  • 頻尿
  • 喉の痛み・腫れ、かゆみ、違和感
  • 足の付け根のリンパの腫れ
  • 発熱
  • だるさ
  • 吐き気
  • 黄疸
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 無症状
  •        

    症状から性病をチェック

    性病の原因・感染経路

     性行為により体内に病原体が侵入することで起こるのが性病。この病原体を生態で見ると細菌、真菌(カビ)、ウイルス、原虫に分けられます。例を挙げると、細菌にはクラミジアの原因となるクラミジア・トラコマチス、淋病の原因となる淋菌など、真菌(カビ)ではカンジダの原因となるカンジダ菌、ウイルスではヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルス、原虫ではトリコモナスを引き起こすトリコモナス原虫などがあります。

     性病の病原体には、単独では生きられず、人の身体に依存するものが多くあります。こういった病原体の場合、人の身体から離れることで感染力が落ち、死滅していきます。そのため、人と人との粘膜や皮膚が直接接触する性行為やその類似行為が感染経路になるわけです。

           

    性病の原因を詳しく知る

    性病の潜伏期間

    性器クラミジア感染症
    潜伏期間 1~3週間
    淋病(淋菌感染症)
    潜伏期間 2~7日
    マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症
    潜伏期間 1~5週間
    トリコモナス症
    潜伏期間 1~2週間
    性器ヘルペス
    潜伏期間 2~12日
    性器カンジダ症
    潜伏期間 長い(数年後の場合もある)
    尖圭コンジローマ
    潜伏期間 2~3ヵ月
    梅毒
    潜伏期間 3週間
    咽頭クラミジア
    潜伏期間 1~3週間
    咽頭淋病
    潜伏期間 1~3週間
    咽頭マイコプラズマ・ウレアプラズマ
    潜伏期間 1週間~1カ月
    B型肝炎・C型肝炎
    潜伏期間 B型肝炎1~6カ月、C型肝炎2週間~6カ月
    HIV・エイズ
    潜伏期間 3ヵ月~10数年
          

    性病の潜伏期間を詳しく知る

          

    性病の検査方法と費用

     検査方法は主に以下の4種類で、発症している部位や症状にあわせて変わります。

               

     尿検査:初尿(出始めの尿)を採取し、病原体が含まれていないか検査します。 うがい液:食塩水等でガラガラうがいをし、その液に病原体がいないかを調べます。 患部を綿棒でこする:綿棒で皮膚や粘膜の表面をこすって、病原体の有無を確認します。 血液検査:血中の抗体を調べます。採血と言っても健康診断の採血ほど大げさなものではなく、細い針を使ってほんの少量の血液を採取するだけになります。

    ※検査キットを利用する場合:尿やうがい液等、検体を自分で採取し、検査機関に送付して検査してもらいます。

          

    【検査費用の目安】
    ゲーテクリニックでは、8,800円(税込)で検査を行っています(一部を除く)。

          

    性病検査を受ける

          

    セルフチェック

          

    性病の治療方法

     結論から言うと、性病はほとんど治癒しません。治療をしなかったとしても、一定の時間が経過すると症状が消えていく病気が多いですが、症状が消えたからといって病原体が体内から排除できたわけではありません。水面下で症状が進行し、気付かずに悪化させてしまうケースも少なくありません。例外として、ヘルペスは時間が経てば症状は自然に治ります。ただしこれも、ウイルスを体内から排除することは難しく、再発のリスクと常に隣り合わせになります。

          

    性病の予防方法

     基本の予防方法は、コンドームを使用すること。精液や膣分泌液などの体液に病原体がいることが多いため、かなりの確率で感染を防ぐことができます。ただし、コンドームで覆える部分以外に病変がある場合は防げないため、100%ではありません。また、パートナーはできるだけ限定した方が予防しやすくなります。

          

    感染してしまった場合、自分とパートナーの間で感染を繰り返さないよう(ピンポン感染)、パートナーと一緒に治療すること、病原体を確実に排除するために、治療を最後まで続けることが大切です。

    性病についてお悩みの方はゲーテクリニックまでご相談ください

     性病は治療しなければ治らない病気です。悩んでいても、いたずらに時間が過ぎるだけ。悪くすると症状が進行したり、パートナーにうつしたりする恐れもあります。 ゲーテクリニックは男性の性病専門クリニックです。スタッフは男性のみなので、女性の目を気にする必要がありません。自由診療ですから、通院履歴は残りませんし、受診自体も匿名でかまいません。診療時間内に来院いただければ、検査はいつでも可能です。また、症状が出ていなくても、「性病に感染したのでは…」と不安のある時はいつでも、ゲーテクリニックにご相談ください。