クラミジアは薬で治る?症状・検査・治療薬・市販薬を徹底解説!

2025.4.2

クラミジアは薬で治る?症状・検査・治療薬・市販薬を徹底解説!

記事監修者

GOETHE MEN’S CLINIC 八重洲院
院長 宮島 賢也 Kenya Miyajima
「患者さんに不安を感じさせない医療」をモットーに、日々診療にあたっています。性病は必ずしも症状が現れるとは限らず、不安を感じている方も多いと思います。少しでも皆さまの不安を軽くできるよう、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけています。安心してご相談ください。
【経歴】
1999年 防衛医科大学校 卒業
2007年 栄養療法クリニック 就任
2009年 自律神経免疫療法クリニック 就任
2016年 心療内科クリニック 就任
2023年 ゲーテメンズクリニック八重洲院 院長 就任
GOETHEメンズクリニックの特徴 ・ 男性専用の性感染症医院
・ スタッフは男性のみ、女性の目が気にならない
即日検査、即日治療が可能
・ 自由診療のため匿名で受診可能。誰にもバレない
薬はまとめて処方。通院の手間がかからない
年中無休、オンライン診療も可能で、すぐ治療できる

すぐに不安を解消したいという方は、気軽にご相談ください。

クラミジア感染症は日本で最も多い性感染症のひとつで、10代から30代の若年層を中心に増加傾向にあります。特に「排尿時に痛みがある」「おりものに異常がある」「喉に違和感がある」といった症状が出た場合、クラミジア感染症の可能性があります。

クラミジアは適切な抗生物質を使用すれば治療可能ですが、放置すると重篤な合併症につながる可能性があります。また、感染している自覚がなく、他人に感染を広げてしまうケースも多く、早期の発見と治療が重要です。

この記事では、クラミジア感染症の症状や検査方法、具体的な治療薬、市販薬の有無、そして治療の流れまでを詳しく解説します。さらに、パートナーとの同時治療の重要性や、再発防止のための予防策も説明します。この記事を読めば、クラミジア感染症に関する不安や疑問が解消されるでしょう。

「症状がある」「感染したかもしれない」と思ったら、早めの受診が重要です。

クラミジアとは?どうして感染するの?

男女シルエットイメージ

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)という細菌が原因で引き起こされる性感染症(性病)です。性行為(セックス、オーラルセックス、アナルセックス)を通じて感染し、男女ともに感染のリスクがあります。

感染しても自覚症状が出ないケースが多く、知らない間に感染が広がってしまうことも問題となっています。特に若年層(10代後半〜30代前半)での感染が増えており、放置すると重篤な合併症や不妊の原因になるため注意が必要です。

クラミジアの原因菌と感染経路

クラミジア感染症は、以下のような行為を通じて感染します。

  • 性器同士の接触(膣性交、肛門性交)
  • オーラルセックス(喉への感染=咽頭クラミジア)
  • 指や性具を介した感染
  • 感染した母親から新生児への感染(出産時)
  • 特に「オーラルセックス」や「肛門性交」でも感染することがあるため、コンドームなどの避妊具を使用していても完全に防げるわけではありません。また、感染したパートナーとの接触が原因でピンポン感染(再感染)を繰り返すケースも多いため、感染が疑われる場合はパートナーと同時に治療を受けることが重要です。

    クラミジア感染のリスクが高い行動

    クラミジア感染症は、以下のような行動によってリスクが高まります。

  • 複数のパートナーと性交渉を持っている
  • コンドームなどの避妊具を使用していない
  • 風俗店などで性交渉を行っている
  • オーラルセックスやアナルセックスを頻繁に行っている
  • 特にクラミジアは「症状が出ない」ことが多いため、無症状のまま他人に感染を広げてしまうことが問題となっています。「自分は大丈夫」と思っている方でも、以下のようなケースではクラミジア感染を疑ったほうが良いでしょう。

  • パートナーがクラミジアに感染していた
  • 性交渉のあとから排尿時に違和感がある
  • おりものの色やにおいに変化がある
  • 喉に痛みや腫れがある
  • 感染リスクを下げるためには、定期的な検査安全な性交渉がポイントです。クラミジアは自覚症状がないまま重篤化する可能性が高いため、症状がなくても検査を受けることが重要です。不安がある方は早めに医療機関で検査を受けてください。

    クラミジア感染の症状とは?(男性・女性別)

    ・排尿時の違和感や痛み ・かゆみ ・尿道から膿

    クラミジア感染症無症状のケースが多く、感染に気付かないまま進行することがよくあります。実際、クラミジアに感染している人のうち男性で約50%、女性で約70%が無症状と言われています。症状がないからといって放置すると、重篤な合併症やパートナーへの感染につながるため、少しでも心当たりがあれば早期に検査を受けることが重要です。「自分は症状がないから大丈夫」と思っていても、疑わしい行為の後は必ず検査を受けるようにしましょう。


    男性のクラミジア感染症の症状

    男性のクラミジア感染は尿道(性器)に症状が出るケースが多いですが、咽頭(喉)や直腸に感染する場合もあります。特に以下のような症状が現れることがあります。

    症状詳細
    排尿時の痛み最も一般的な症状。尿道に炎症が起こっている状態
    尿道からの分泌物透明または白色の粘液が出ることがある
    陰部のかゆみや違和感炎症によって尿道周囲にかゆみや腫れを感じる
    睾丸(精巣)の痛み・腫れ感染が進行すると精巣上体炎を引き起こすことがある

    また、咽頭クラミジアに感染した場合には、以下のような症状が現れることがあります。

  • 喉の腫れや痛み
  • 扁桃腺の腫れ
  • 風邪に似た症状(咳、発熱、倦怠感)
  • 男性のクラミジア感染は軽症のまま放置されやすいため、違和感があれば早めの検査が必要です。

    女性のクラミジア感染症の症状

    女性の場合、クラミジア感染症は無症状であることが多く、気付かないうちに感染が広がっているケースが多く見られます。しかし、以下のような症状が出ることがあります。

    症状詳細
    おりものの異常おりものの量が増えたり、色やにおいが変わる
    不正出血生理周期に関係なく出血する
    排尿時の痛み膀胱炎に似た症状
    下腹部の痛み感染が進行すると骨盤内炎症が起きることがある

    特に女性の場合、クラミジア感染を放置すると、子宮や卵管に感染が広がり、以下のような重篤な合併症を引き起こすことがあります。

    合併症詳細
    骨盤内感染症(PID)子宮や卵管が炎症を起こす
    子宮外妊娠卵管が詰まり、受精卵が正常に着床できなくなる
    不妊症卵管が癒着し、自然妊娠が難しくなる

    特に「おりものの異常」や「下腹部の痛み」がある場合、早期の検査と治療が重要です。

    咽頭クラミジア・直腸クラミジアの症状

    クラミジアは性器だけでなく、喉(咽頭)や直腸にも感染する可能性があります。

    病名症状
    咽頭クラミジア・喉の腫れ
    ・扁桃腺の腫れ
    ・風邪に似た症状(発熱・咳・のどの痛み)
    直腸クラミジア・肛門周辺のかゆみ
    ・排便時の痛み
    ・粘液状や血の混じった便

    「喉が痛い」「肛門に違和感がある」場合は、クラミジア感染を疑って検査を受けることが大切です。

    無症状でも検査が必要な理由

    クラミジア感染症は無症状のまま進行し、気付かないうちにパートナーに感染させてしまうケースが非常に多いです。また、男性の場合は「軽い尿道の違和感があるだけ」と思って放置してしまったり、女性の場合は「おりものの異常が一時的なもの」と思って放置してしまったりすることがあります。 無症状でも感染は進行し、以下のようなリスクが高まります。

  • 精巣上体炎
  • 性器周辺の炎症
  • 不妊症
  • 子宮外妊娠
  • 症状がなくてもパートナーが感染していた場合は、自分も感染している可能性があります。

    クラミジアの種類と感染部位

    放置すると尿道炎や精巣上体炎を経て不妊症になる可能性も

    クラミジア感染症は「性器」だけでなく、「喉(咽頭)」や「肛門(直腸)」、さらには「目(結膜)」にも感染する可能性があります。特にオーラルセックスやアナルセックスを通じて、性器以外の部位に感染が広がるケースが増えています。感染部位ごとに症状や治療方法が異なるため、自覚症状がなくても定期的な検査が重要です。

    性器クラミジア

    クラミジア感染の中で最も一般的なのが「性器クラミジア」です。性交渉(膣性交・肛門性交)や性器同士の接触により、尿道や膣に感染します。

    男性の症状女性の症状
    ・排尿時の痛み
    ・尿道からの分泌物
     (透明または白色)
    ・陰部のかゆみや違和感
    ・睾丸の腫れや痛み
    ・おりものの異常
     (におい・色・量)
    ・不正出血
    ・下腹部痛
    ・排尿時の痛み

    性器クラミジアが怖いのは、無症状のケースが多いことです。特に女性の場合は症状が出ないことが多く、感染が進行すると卵管炎や不妊症の原因になる可能性があります。 性交渉をした後に少しでも異常を感じたら、検査を受けることが大切です。

    咽頭クラミジア(喉への感染)

    オーラルセックス(口腔性交)によって喉に感染するケースが増えています。「喉が痛い」「扁桃腺が腫れている」といった症状がある場合、風邪やインフルエンザと勘違いされやすいですが、実はクラミジア感染の可能性があります。

    主な症状
    ・喉の腫れや痛み
    ・扁桃腺の腫れ
    ・風邪に似た症状(咳、発熱、倦怠感)
    ・痰や喉の違和感

    咽頭クラミジアは無症状のまま感染が続くことがあり、自然治癒することはほとんどありません。治療しないまま放置すると、喉の炎症の慢性化や、パートナーへの再感染につながる可能性があります。オーラルセックス後に喉の違和感がある場合は、咽頭クラミジアを疑って検査を受けましょう。

    直腸クラミジア(肛門への感染)

    アナルセックスを通じて直腸に感染するケースもあります。また、性器に感染したクラミジアが指や性具を介して肛門に広がることもあります。

    主な症状
    ・肛門周辺のかゆみ
    ・排便時の痛み
    ・粘液や血の混じった便
    ・肛門周囲の炎症や出血

    直腸クラミジアは放置すると、肛門炎直腸の慢性炎症につながります。特にアナルセックスを行う習慣がある場合は、症状がなくても定期的な検査が必要です。「排便時に違和感がある」「肛門がかゆい」と感じたら、早めに検査を受けましょう。

    目への感染(クラミジア性結膜炎)

    クラミジア感染症は、目にも感染することがあります。性器に感染したクラミジアが手やタオルを介して目に触れることで感染が広がります。

    主な症状
    ・目の充血
    ・目やにが増える
    ・目がかゆい
    ・まぶたの腫れ

    クラミジア性結膜炎は放置すると、視力低下慢性結膜炎の原因になります。「目が腫れている」「充血している」場合は、クラミジア感染を疑って病院に受診しましょう。通常、クラミジアに有効な抗生物質を点眼または内服で治療します。

    妊婦への影響と新生児クラミジア

    妊婦がクラミジア感染症にかかっている場合、出産時に新生児に感染するリスクがあります。新生児への感染が起こると、以下のような症状が出る可能性があります。

    新生児肺炎呼吸困難や発熱
    新生児結膜炎目の腫れや充血

    妊婦がクラミジア感染症を持っていると、早産流産の原因になる可能性もあります。そのため、妊娠がわかった時点で必ず性感染症(性病)検査を受けることが推奨されています。妊娠を計画している方や妊婦の方は、パートナーと同時に検査を受けておくと安心です。

    性器以外のクラミジア感染を防ぐ方法

    クラミジア感染は性行為以外でも広がる可能性があります。例えば下記のような行為です。

  • 感染者が使ったタオルを使い回す
  • 性器に触れた手で目をこする
  • 口や喉に感染している状態でキスをする
  • クラミジア感染を防ぐために必要な対策
    ・性交時に必ずコンドームを使用
    ・タオルやリネン類を共有しない
    ・性感染症のリスクがある行動を避ける

    不安がある方は早めに医療機関で検査を受けてください。

    クラミジアの検査方法は?自宅で検査できる?

    オンライン診療ができる病院も

    「クラミジアに感染しているかも…」「排尿時に痛みがあるけど、病院に行くのは恥ずかしい…」。このように、クラミジア感染が疑われる症状があっても、「病院に行きづらい」「人に知られたくない」と感じてしまう人は少なくありません。

    しかし、クラミジア感染症は早期に治療を開始すれば比較的短期間で治るため、できるだけ早く検査を受けることが大切です。検査は泌尿器科や婦人科などの医療機関で受けることができるほか、最近では匿名で受けられる自宅検査キットも増えています。

    どこでクラミジアの検査が受けられる?

    クラミジア感染が疑われる場合、以下の場所で検査を受けることが可能です。

    泌尿器科男性の場合
    性病科男女ともに受診可能
    婦人科女性の場合
    保健所無料で検査を受けられるケースがある
    オンライン診療スマホやパソコンで診察を受けて検査キットを自宅に郵送

    特に「病院に行きにくい」「人に知られたくない」という場合には、オンライン診療自宅検査キットが便利です。また、最近は匿名で受けられる性病クリニックも増えており、プライバシーに配慮した対応を行っているところもあります。

    クラミジアの検査方法(男性・女性別)

    クラミジアの検査方法は、感染部位症状の有無によって異なります。男性・女性それぞれの検査方法を確認しておきましょう。

    ▶ 男性の場合
    尿検査・朝一番の尿を採取し、クラミジア菌が含まれているかどうかを調べます
    ・採尿後、検査結果は約2〜3日で判明します
    うがい液検査
    (咽頭クラミジアが疑われる場合)
    ・うがいをした液を検査機関に提出し、クラミジア菌が検出されるかどうかを確認します
    ・検査結果は約2〜3日で判明します
    直腸ぬぐい検査
    (肛門クラミジアが疑われる場合)
    綿棒を用いて肛門内をぬぐい、クラミジア菌が存在するかどうかを調べます
    ▶ 女性の場合
    膣分泌物検査・綿棒を使って膣内の分泌物を採取し、クラミジア菌の有無を検査します
    ・生理中でも検査は可能です
    尿検査男性と同じく尿を採取して検査することも可能です
    うがい液検査
    (咽頭クラミジアが疑われる場合)
    うがいをして検査液を提出します
    直腸ぬぐい検査
    (肛門クラミジアが疑われる場合)
    綿棒を使って肛門内の分泌物を採取し検査します

    自宅でできるクラミジア検査キットとは?

    「病院に行きにくい」「検査を受けるのが恥ずかしい」という人には、自宅でできる検査キットがあります。

    検査キットの流れは以下の通りです。

    1. インターネットで注文匿名配送でプライバシーが守られる
    2. 自宅で採取説明書に従って検体を採取(尿・うがい液・膣分泌物)
    3. 検査機関に郵送
    4. 検査結果の通知早ければ翌日〜3日以内にメールやアプリで結果通知

    クラミジアの治療薬は?市販薬で治療できる?

    市販薬はない。医師の処方が必要

    「薬を飲めば本当に治るの?」「病院に行かなくても、市販薬で治療できないかな?」このような疑問を抱えている人は少なくありません。

    クラミジア感染症は、適切な抗生物質を服用すれば比較的短期間(1週間程度)で治癒する病気です。しかし、市販薬では治療できないため、医療機関での診察と薬の処方が必須です。ここでは、クラミジア感染症の治療法や使用される薬について詳しく解説します。また、治療期間や注意点も併せて紹介します。

    クラミジア感染症の治療に使われる薬

    クラミジア感染症の治療では、以下の抗生物質(飲み薬)が用いられることが一般的です。症状や感染部位に応じて、医師が適切な薬を処方します。

    ① アジスロマイシン(ジスロマック®)
    服用方法:1回に4錠(1000mg)を一度に服用
    効果:1回の服用で1週間効果が持続する
    副作用:下痢、吐き気、腹痛、胃もたれ
    ⇒ 服用が1回で済むため、忙しい方や治療を継続しにくい方に適している薬です。
    ② レボフロキサシン(クラビット®)
    服用方法:1日1錠を7日間服用
    効果:7日間の連続服用で感染を確実に抑える
    副作用:吐き気、下痢、光線過敏症(紫外線で皮膚に炎症)
    ⇒ 7日間服用が必要ですが、確実な治療効果が期待できます。
    ③ ミノサイクリン(ミノマイシン®)
    服用方法:1日2回(朝・夜)を7日間服用
    効果:7日間の服用で効果を発揮
    副作用:吐き気、めまい、胃腸障害
    ⇒ 抗生物質への耐性が懸念されるケースで使用されることがある薬です。
    ④ ドキシサイクリン(ビブラマイシン®)
    服用方法:1日2回(朝・夜)を7日間服用
    効果:7日間服用で感染が治癒
    副作用:消化器症状、光線過敏症
    ⇒ 薬剤耐性がある場合や他の薬が合わない場合に選択されることがあります。

    クラミジア感染の治療期間

    クラミジア感染症の治療期間は1週間程度が一般的です。

    アジスロマイシン1回の服用で治療可能
    レボフロキサシン
    ミノサイクリン
    ドキシサイクリン
    7日間の連続服用が必要

    薬の服用を途中でやめると、完治しなかったり耐性菌ができたりする可能性があるため、最後まで指示通りに服用してください。治療終了後、2週間〜1ヶ月後に再検査を受け、感染が完全に治ったことを確認しましょう。

    クラミジアの治療中に注意すべきこと

    クラミジア感染症の治療中は、以下の点に注意が必要です。

    パートナーも同時に治療を受けること
    ・自分だけ治療しても、パートナーが感染したままだと「ピンポン感染」が起こります
    ・パートナーと同時に治療を受けることで、再感染を防げます
    治療期間中は性行為を控える
    ・完治が確認されるまでは、性行為を控えるようにしましょう
    ・再感染や他の性感染症への感染リスクがあります
    アルコールの摂取を避ける
    ・抗生物質の効果が減少する可能性があります
    ・胃腸障害や副作用が悪化するリスクもあります

    「治療期間中の性行為は禁止」「パートナーも一緒に治療が必要」 を強く意識してください。

    市販薬でクラミジアを治療できる?

    結論からいうと市販薬でクラミジアの治療はできません。クラミジア感染症の治療には、抗生物質が必須ですが、抗生物質は医師の処方が必要です。そのため、ドラッグストアや薬局で購入できる市販薬ではクラミジアは治療できません。

    また、市販の膀胱炎薬や抗菌薬を使用しても、クラミジア菌には効果がありません。仮に症状が一時的に治まったように見えても、菌が体内に残っていると慢性化合併症を引き起こす可能性もあります。決して「市販薬で治せる」と勘違いせず、必ず医療機関を受診しましょう。オンライン診療や匿名検査で治療可能なクリニックもあります。

    治療後に再感染を防ぐ方法

    治療後に再感染しないように、以下の予防策を徹底しましょう。

    コンドームを必ず使用する
    完全に感染を防げるわけではないが、感染リスクは大幅に低下する
    パートナーと一緒に治療を受ける
    パートナーが未治療の場合は再感染のリスクが高まる
    定期的な検査を受ける
    性交渉のリスクがある場合は3〜6ヶ月に一度検査を受ける

    クラミジア治療の具体的な流れ

    診察のイメージ

    「クラミジアに感染しているかもしれない…」「治療はどうやって進むの?すぐに治るの?」。クラミジア感染症は、早期に治療を開始すれば1週間程度で治癒するケースがほとんどです。ただし、治療の流れや注意点を理解しておかないと、再感染治療効果の低下につながる可能性があります。

    ここでは、クラミジア感染症の治療の流れを「検査 → 診断 → 治療 → 完治確認」の4つのステップでわかりやすく解説します。治療をスムーズに進めて、再発を防ぐためにも、しっかり理解しておきましょう。

    STEP① 検査を受ける

    クラミジア感染症が疑われる場合、まずは医療機関やオンライン診療で検査を受けます。

    検査方法
    男性 → 尿検査 / うがい液検査(咽頭クラミジアの場合)
    女性 → 膣分泌物検査 / 尿検査 / うがい液検査

    「人に知られたくない」「病院に行くのが恥ずかしい」という方は、オンライン診療自宅検査キットを活用するのがおすすめです。

    検査結果が出るまでの期間
    通常2日〜3日程度
    自宅検査キットの場合、最短翌日に結果が出ることも

    「陽性」だった場合は、すぐに治療を開始する必要があります。

    STEP② 医師による診断・治療方針の決定

    検査結果が「陽性」と判定されたら、医師による診断を受けます。治療方針は、感染部位症状に応じて決定します。

    診断内容治療薬
    性器クラミジアアジスロマイシン
    レボフロキサシン
    咽頭クラミジアアジスロマイシン
    ミノサイクリン
    直腸クラミジアミノサイクリン
    ドキシサイクリン
    合併症がある場合点滴や座薬が処方されることも
    薬剤名服用方法
    アジスロマイシン1回4錠を一度に服用
    レボフロキサシン
    ミノサイクリン
    ドキシサイクリン
    1日1〜2回、7日間服用
    注意点
    ・服用中のアルコールは禁止
    胃腸障害や薬の効果が低下する可能性がある
    ・必ず医師の指示通りに服用する
    途中でやめると治療が不完全になる可能性がある

    STEP③ 治療開始(抗生物質の服用)

    医師から処方された薬を、指示通りに服用します。

    ▶ 治療期間中の注意事項

    性行為を控える再感染や他の性感染症への感染リスクがある
    パートナーと一緒に治療を受ける片方が治っても、パートナーが感染していると再感染の可能性
    服用を途中でやめない症状がなくなっても、指示された期間は必ず服用を続ける
    アルコールを控える抗生物質の効果が低下する可能性がある

    ▶ 服用開始からの症状改善スケジュール

    服用開始後症状改善
    1日目排尿時の痛みが和らぐ
    2〜3日目おりもの・分泌物が減少
    4〜5日目症状がほとんど消える
    7日目ほぼ完治状態

    7日程度で症状が消えるケースが多いといえます。

    STEP④ 完治確認(再検査)

    治療が終わったからといって安心してはいけません。クラミジア感染症は「治ったと思っても再発・再感染するケース」があります。

    治療終了後2週間〜1ヶ月後に再検査を受ける
    ・再検査で「陰性」が確認されるまでは性行為を控える

    再検査で「陰性」なら完治確定。「陽性」だった場合は再治療が必要です。

    STEP⑤ パートナーも治療を受ける

    クラミジア感染症はピンポン感染が起こりやすいため、パートナーも必ず治療を受ける必要があります。

    自分だけ治療しても意味がないパートナーが感染したままだと再感染の可能性
    パートナーも検査 陽性なら一緒に治療

    パートナーが「恥ずかしい」と感じているなら、匿名で受けられる検査やオンライン診療を活用しましょう。

    治療後に再発・再感染を防ぐ方法

    「クラミジアは再発しやすい病気」なので、予防策が重要です。

  • コンドームを必ず使用
  • 定期的な検査を受ける
  • パートナーと一緒に検査・治療を受ける
  • 複数のパートナーとの性交渉を避ける
  • パートナーも治療が必要?ピンポン感染を防ぐには?

    「どうすればいい?」男女のイメージ

    「自分は治療を受けたから大丈夫!」「でも、パートナーは治療を受けていない…」。クラミジア感染症で最も注意すべきなのが、「ピンポン感染」です。自分が治ってもパートナーが感染したままだと、性行為を通じて再感染する可能性があります。

    ピンポン感染を防ぐためには、自分だけでなくパートナーも同時に検査・治療を受けることが重要です。ここでは、パートナーへの感染リスクやピンポン感染の防止策を詳しく解説します。

    ピンポン感染とは?

    「ピンポン感染」とは、クラミジアに感染したカップルが互いに感染を繰り返してしまう状態を指します。

    ピンポン感染が起こる流れ
    1. Aさんがクラミジアに感染 → Bさんに感染
    2. Aさんが治療 → Bさんが未治療
    3. 治療後に再び性交 → AさんがBさんから再感染

    このように、「片方だけが治療を受けている」状態では、クラミジア感染は繰り返しやすくなります。

    特にクラミジアは症状がないケースも多いため、「自分は感染していない」と思っていても実際には感染している可能性があります。「自分が治ったから大丈夫」ではなく、パートナーと同時治療が必須です。

    クラミジアは性行為以外でも感染する?

    「性行為をしていないから大丈夫」と思っている方も要注意です。クラミジアは以下のような経路でも感染します。コンドームを使っていても完全に防げるわけではないため、感染リスクをゼロにするのは難しいのが現実です。

    オーラルセックス咽頭クラミジア(喉への感染)
    アナルセックス直腸クラミジア(肛門への感染)
    性器に触れた手で目をこするクラミジア性結膜炎
    感染者が使ったタオルを共有目や性器への感染

    パートナーが感染している可能性が高いケース

    以下のようなケースでは、パートナーがクラミジアに感染している可能性が高くなります。特にクラミジアは「無症状」のケースが多いため、パートナーも感染している可能性があると考えることが重要です。

  • パートナーにクラミジアの症状がある
  • 自分が感染していた場合(自覚症状がないケース含む)
  • 他の性感染症(淋病、梅毒など)が判明した場合
  • オーラルセックスやアナルセックスを頻繁にしている場合
  • パートナーと一緒に治療を受ける重要性

    自分だけ治療を受けても再感染のリスクは高いため、パートナーと一緒に治療を受ける必要があります。

    パートナーと一緒に治療を受けることで得られるメリット
  • 完治の可能性が高くなる
  • ピンポン感染のリスクを減らせる
  • 性行為再開のタイミングが早くなる
  • 不妊や合併症のリスクを減らせる
  • ▶ 例:パートナーが感染していた場合の治療フロー
    1. 自分が陽性 → すぐに治療開始
    2. パートナーに「検査を受けるよう」促す
    3. パートナーも陽性だった場合 → 同時に治療開始
    4. 治療終了後に再検査
    → 二人とも「陰性」が確認されてから性交再開

    パートナーに感染を伝える方法

    「パートナーに感染を伝えるのが怖い…」「どう伝えればいいかわからない…」。このように、クラミジア感染が判明したときにパートナーに伝えることに不安を感じる人は少なくありません。しかし、パートナーが未治療のままだと感染が広がる可能性があるため、正直に伝えることが重要です。

    伝える際のポイント
  • 感染を責めたり、非難したりしない
  • パートナーを責めず「一緒に治療しよう」という姿勢を持つ
  • 「性病=恥ずかしいこと」ではないと伝える
  • 「治療すれば必ず治る病気」であることを強調する
  • 例えば…
    「最近、排尿時に違和感があって検査したらクラミジアだったみたい。でも、すぐに治療すれば大丈夫だから、一緒に検査を受けてもらえないかな?」

    ピンポン感染を防ぐための対策

    クラミジア感染症を再発・再感染させないために、以下の対策を徹底しましょう。「コンドームを使っていれば大丈夫」ではなく、「検査と治療を定期的に受ける」ことが重要です。

  • 性行為時にコンドームを必ず使用
  • 症状がなくても定期的に検査を受ける
  • オーラルセックスやアナルセックスの際も感染対策を徹底
  • パートナーと一緒に治療を受ける
  • 自己判断で治療を中断しない
  • クラミジアを予防する方法

    コンドームイラスト

    「クラミジアに感染したくない…」「治療して治ったけど、再感染しないか不安…」。クラミジア感染症は、早期に治療をすれば比較的短期間で治る性感染症(STD)ですが、再感染パートナーへの感染を防ぐためには、日頃の予防が重要です。

    「コンドームを使っていれば大丈夫」と思っている方も多いですが、クラミジアは性器以外の部位(咽頭、肛門、目)にも感染するため、性行為以外でも感染リスクがあります。ここでは、クラミジア感染を防ぐための具体的な予防方法を詳しく解説します。

    コンドームを正しく使用する

    クラミジア感染の最大の予防法は、コンドームを正しく使用することです。

  • 性交時にコンドームを使用することで、感染リスクを約90%低減
  • 膣性交・肛門性交だけでなく、オーラルセックスでもコンドームを使用
  • 性行為が終わったらすぐにコンドームを処分し、性器を清潔にする
  • ▶ コンドームの正しい使用方法
    1. コンドームは開封する前にパッケージに穴がないか確認
    2. 勃起した状態でコンドームをかぶせ、空気が入らないようにする
    3. 挿入後はすぐに射精せず、ゆっくり抜く
    4. コンドームは再利用しない
    ▶ コンドーム使用時の注意点
    コンドームが破れていた場合
     → すぐに排尿・性器を洗浄
    コンドームを途中で外した場合
     → すぐに排尿・性器を洗浄
    ラテックスアレルギーがある場合
     → ポリウレタン製のコンドームを使用

    オーラルセックスやアナルセックスでもコンドームを使用する

    「コンドームは膣性交のときだけでいい」と思っている方は多いですが、クラミジアは咽頭や肛門にも感染します。オーラルセックス時にはデンタルダム(口に当てるラテックスシート)を使用することで、咽頭への感染を予防できます。アナルセックスの場合は、通常のコンドームを使用すれば感染リスクを低減できます。

    オーラルセックス咽頭クラミジア感染
    アナルセックス直腸クラミジア感染

    性行為後にシャワーで清潔にする

    性行為後は、性器や口をしっかり洗浄することで感染リスクを下げることができます。「洗ったから大丈夫」というわけではありませんが、感染リスクを下げる効果はあります。

  • 性器をぬるま湯で丁寧に洗浄
  • 喉への感染リスクがある時はうがいをする
  • 性器を触った手は必ず洗う
  • 性的パートナーを限定する

    クラミジア感染症のリスクは、性的パートナーの数に比例します。特に「不特定多数のパートナー」と性行為を持つ場合、感染リスクは飛躍的に高くなります。

  • パートナーを信頼できる人に限定する
  • 複数のパートナーがいる場合は、定期的に検査を受ける
  • 定期的にクラミジア検査を受ける

    「症状がないから大丈夫」と思っている方も、無症状で感染しているケースは多くあります。「無症状=感染していない」ではないため、定期的な検査でリスクを減らしましょう。

  • 症状がなくても年に1回は検査を受ける
  • 複数のパートナーがいる場合は3ヶ月に1回の検査が理想
  • パートナーが感染していた場合は、必ず検査を受ける
  • ■ 検査方法
    ・医療機関での検査(泌尿器科・婦人科・性病科)
    ・自宅検査キット
    ・保健所での無料検査(地域によって対応が異なる)

    パートナーと一緒に治療・予防を徹底する

    クラミジア感染症は自分だけが治療を受けても不十分です。パートナーが感染している場合は、必ずパートナーと同時に治療を受ける必要があります。同時に治療することで再感染のリスクをゼロに近づけることができます。

  • パートナーと一緒に定期検査を受ける
  • パートナーと一緒にコンドームを正しく使用する
  • パートナーが感染していたら、一緒に治療を受ける
  • クラミジア感染の予防Q&A

    Q. コンドームを使えば100%防げますか?
    A.いいえ。性器同士の接触やオーラルセックスでも感染リスクがあります。
    Q. 感染が心配ならどうすればいいですか?
    A.定期的な検査を受けることで、感染リスクを最小限に抑えられます。
    Q. 症状がないのに検査を受けるべき?
    A.はい。クラミジア感染症は無症状のケースが多く、感染が広がりやすいです。

    クラミジアは病院の薬で治る!早期治療がカギ

    1週間程度で治るケースが多い

    クラミジア感染症は、性感染症(STD)の中でも特に感染者数が多く、10代から30代の若年層を中心に増加傾向にあります。感染しても症状が出ないケースが多いため、自覚症状がないまま感染が広がり、気付いたときには不妊症骨盤腹膜炎といった合併症につながってしまうことがあります。

    しかし、クラミジア感染症は適切な治療を受ければ、1週間程度で完治する病気です。感染が疑われる場合は、できるだけ早く検査を受けることが重要です。

    「クラミジアかもしれない…」「パートナーに感染させているかも…」。このような不安を感じている方は、すぐに行動することが大切です。今すぐ検査・治療を始めましょう!

    GOETHEメンズクリニックは男性専用の性感染症医院です。
  • スタッフは男性のみで、女性の目を気にする心配はありません
  • 即日検査、即日治療が可能です
  • 自由診療なので、匿名での受診が可能。誰にもバレません
  • 通院の手間を省くために、薬はまとめて処方します
  • 年中無休、オンライン診療もしていますので、すぐに治療できます

  • すぐに不安を解消したいという方は、気軽にご相談ください。

    【よくあるご質問】クラミジアQ&A

    クラミジア感染症について、よく寄せられる質問をまとめました。「クラミジアかもしれない…」と不安なとき、ここを読めば疑問や不安が解消できると思います。

    Q1. クラミジアに感染したら、
    どれくらいで治りますか?
    A. 服用する抗生物質によりますが、通常は7日程度で治ります。
    治療後2週間〜1ヶ月後に再検査を受けて「完治したかどうか」を確認することが重要。医師の指示に従って、最後まで服用を続けることが完治へのカギです。
    アジスロマイシン
    (ジスロマック)
    1回の服用で約1週間で効果
    レボフロキサシン
    (クラビット)
    1日1回の服用を7日間継続
    ミノサイクリン
    (ミノマイシン)
    1日2回を7日間服用
    Q2. クラミジアの薬は市販されていますか?
    A. 市販薬では治療できません。
    クラミジア感染症の治療には抗生物質を用いますが、抗生物質は医師の処方が必要です。そのため、ドラッグストアや薬局で市販されている薬ではクラミジアを治療することはできません。
    Q3. クラミジアの治療中に
    性行為をしても大丈夫ですか?
    A. いいえ。治療中は性行為を控える必要があります。
    治療中に性行為を行うと、パートナーへの感染リスクが高まります。治療後に再検査を受けて「陰性」と確認されるまでは、性行為を控えることが大切です。再感染やピンポン感染を防ぐためにも、治療期間中は性行為を控えましょう。
    Q4. クラミジア感染症は自然治癒しますか?
    A. クラミジアは自然治癒しません。
    クラミジア感染症は、放置しても自然に治ることはありません。放置すると以下のような合併症を引き起こすリスクがあります。必ず医療機関で抗生物質による治療を受けましょう。
    男性:精巣上体炎、尿道狭窄、不妊
    女性:骨盤腹膜炎、子宮外妊娠、不妊
    Q5. オーラルセックスでも
    クラミジアに感染しますか?
    A. はい、オーラルセックスでも感染します。
    クラミジアは咽頭(喉)にも感染します。オーラルセックス時にはデンタルダム(ラテックス製のシート)を使用することで感染リスクを低減できます。
    ・オーラルセックス:咽頭クラミジア感染
    ・キス:咽頭クラミジア感染の可能性
    ・唾液や喉への接触:感染のリスク
    Q6. クラミジアは不妊の原因になりますか?
    A. はい、クラミジアを放置すると不妊につながる可能性があります。
    早期に治療すれば不妊リスクは大幅に下がります。
    男性:精巣上体炎が原因で精子の通り道がふさがり、不妊の原因になる
    女性:子宮や卵管の炎症が原因で卵管閉塞や癒着が起こり、不妊や子宮外妊娠の原因になる
    Q7. 治療しても再発することはありますか?
    A. いいえ。クラミジア自体が再発することはありません。
    パートナーも同時に治療を受けることで、再感染のリスクを防げます。
    ・治療後に再発するケースの多くは「再感染」
    ・パートナーが未治療、新たなパートナーから感染した場合に「再感染」するケースが多くある
    Q8. クラミジアに感染したら、
    どのくらいの期間で症状が出ますか?
    A. 感染から1〜3週間後に症状が出ることが多いですが、無症状のケースも多いです。
    無症状でも感染している可能性があるため、パートナーが感染していた場合は検査を受けましょう。
    男性:排尿時の痛み、尿道からの分泌物などが現れる
    女性:おりものの異常、下腹部痛、不正出血などが現れる
    Q9. クラミジアの検査費用は
    いくらくらいかかりますか?
    A. 3,000円〜5,000円程度が一般的です。
    検査方法費用結果が出るまでの期間
    尿検査・膣分泌物検査3,000円〜5,000円2日〜3日
    うがい液検査3,000円〜5,000円2日〜3日
    直腸ぬぐい検査5,000円〜7,000円3日〜5日
    自宅検査キット5,000円〜8,000円翌日〜3日
    Q10. クラミジアは完治後、
    性行為を再開しても大丈夫ですか?
    A. 完治が確認されたら性行為を再開してOKです。
    パートナーと一緒に治療を受けることで、再発のリスクが下がります。
    ・治療後2週間〜1ヶ月後に再検査を受けて「陰性」が確認されれば再開可能
    ・再感染を防ぐためにコンドームを正しく使用

    宮島 賢也
    GOETHEメンズクリニック八重洲院 院長
    性感染症は、専門の医師に診察してもらうことが大切です。これからも患者さんから、『ありがとう』『助かったよ』と言ってもらえるような診療を続けていけるよう研鑽してまいります。お気軽にご相談ください。